深山くのえのレビュー一覧
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親が決めて勝手に破談にされた婚約者を忘れずに探し出し、口説き落として手に入れて凄いな朝陰。度重なる不幸ですっかり人生諦めモードの沙羅、平安時代じゃ女の身ではままならないことも多いだろうからなぁ。朝陰父と沙羅の盗まれた財産問題、朝陰お見事。Posted by ブクログ
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平安時代らしい雰囲気。おちくぼ物語を思い出させます。ヒロインもよくあるラノベのようには現代的に活発に動いたりしませんが、当時の姫としては充分に前向きで強い女性だと思います。不本意な婚姻に抗って親の鼻をあかすカップルも登場して、若者の力と未来を感じさせる幸せな読後感のあるお話です。
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深山先生らしい一冊。安心感を持って読めました。何処かで読んだような筋ではあり、意外性はないものの、そういうものが読みたいときにはぴったりハマる本だなという印象。主人公が何処か控えめなのはいつも通り。Posted by ブクログ
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面白く一気に読んでしまいましたが、もっとボリュームを付けて、2冊くらいになっても良かったのではないかと思う位、あっさり物事が進んで、それが少し勿体ないと思った
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完結編。少しだけ騒動はあるが、二人の想いを深く確認することになっただけ。
表紙で、結婚式挙げたんだ!とはっきりわかりますが、とてもいい感じに話が進みます。
重要な伏線がまさかの展開で回収され、すっきりしました。
電子版で番外編が出るとのこと、まだ楽しみは続きます。Posted by ブクログ -
児童文庫ですが、OL設定の登場人物がいたりと大人でも感情移入して読める本です。
頑張ってしんどいなーというときに読んでみてはいかがでしょうか。Posted by ブクログ -
背が高く、頼みごとをされると断れない六男坊と
案外素直な陰陽生。
心根の優しい…というか、やれない事は何? と
聞いた方が早そうな六男坊。
片や、居候だから、と肩身が狭い思いをしているので
お菓子を出されると大事に食べる陰陽生。
双方、自分に出来ない所を相手が補っている感じで
二人揃ったら大丈夫!...続きを読むPosted by ブクログ -
拾われた子供は、12年後に元の住まいへ。
しかし突如貴族として暮らせ、と言われても
なじめるわけもなく。
年齢に関しては、突っ込んではいけない平安物w
読んでいて、うっかりにやにやしてしまうほど
じれったい状態。
時代と身分を考えたら、こうなるのは当然ですが
自覚したり、行動を起こしたりされると
...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公は生母が市女という低い身分のため、太政大臣の子息ながら周りから若君あつかいされていないのがかわいそう。
長兄は比較的まともだけど、下の兄や女房までもが家人よろしくいいように使ったりするのはどういうこと?と読みすすめながら憤慨してしまった。
仮にも主家の子弟に対し軽んじ見下したような態度や言...続きを読むPosted by ブクログ -
あまあまだけど読後感は良好。
この巻で一番かっこよかったのは弟くんかも。当主になったせいか、成長著しい。将来が楽しみだな。爵位返上してもなんとかなりそうだね。どういう進路を選ぶのだろうか。Posted by ブクログ -
ほんと読みやすいです。
キャラクターたちのやりとりに和む。
脇キャラの小話とか番外編が好きな自分としては、山ノ内従兄弟のことが掘り下げられた話が読みたいです。あと、紗子の友人の梨影の話もぜひ…!笑
光也さんは最初、全オトコの敵! と思っていましたが、モテすぎていっそ可哀想に思えてくるレベル。Posted by ブクログ -
今回は前巻ほど危機もなかったし、八尋も真那もかっこよかった。
東子に連れ去られて、どうするのかな…っと思ったら、そういうことでしたか。
まぁ、ハッピーエンドでよかったよかった。Posted by ブクログ -
コミックスの部類分けですけど中身は小説です。
新・舞姫恋風伝となっていますが前作の登場人物は出てきません。そして誰も舞ってません(笑)
短編集で「琥珀の夢」と「茉莉花は月夜に微笑む」の2作が収録。
「琥珀の夢」が半分以上を占めているのでタイトルは「琥珀の夢」の方が良かったんじゃないのかな?とか思った...続きを読むPosted by ブクログ -
前回は押勝がターゲットだったけど、今度は押勝が上皇を狙う。
孝謙・称徳天皇、吉備真備の時代か…そうとうな政治闘争があったんだよなぁ。それに巻き込まれていくのか…
真那や八尋がどう関わっていくのだろうか。Posted by ブクログ -
シリーズ2巻目。
恋人となり2人仲良く過ごす真那と八尋。けれど、そんなある日、東子の義弟・執棹が真那に目をつけ、無理やり自分のものにしようとする。そのことを知った八尋はある行動に移る。
1巻のラストで恋人同士になったから始終ラブラブな状態かしら?と思いきやそうは問屋が卸さない(笑)強引すぎる男の登場...続きを読むPosted by ブクログ -
2巻目。一気に読んでしまいました。おもしろかった。
イラストは由羅カイリさんでしたが、中華風じゃなく奈良時代なので、いつもの「彩雲国」イメージはなかったかな。
真那と八尋は互いに愛し合っているのに、2人の結婚を阻むのは、やっぱり恵美押勝の存在でした。彼の娘の東子は前巻では真那に味方してくれるのか分...続きを読むPosted by ブクログ