ヴィクトル・ユゴーのレビュー一覧

  • レ・ミゼラブル (下)
    下巻になり、マリウス、コゼット、ジャン・ヴァルジャンを取り巻く環境が一変し、急にフランス革命の戦闘に巻き込まれていきます。戦闘シーンの描写は臨場感溢れる記述で、写実的。人間が人間を愛することの素晴らしさを感動的に描いた名作だと思います。
  • レ・ミゼラブル (上)
    現代の日本社会では考えられないような不遇な人たちがたくさん出てきます。そのような人々も、貧しさや厳しい人間関係の中でも、希望を失わず、懸命に生きていく姿を描いた小説です。絶望の中の希望という言葉がしっくり来ました。そして、人は信仰によって変わることができるということ・・・ジャン・ヴァルジャンの変貌ぶ...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    ぃやー、意外だったよね。
    レ・ミゼラブル、実はミュージカルも観たことないんだ。
    どないにしてロングセラーなのかと思ったら、意外と面白かった。
    なぜか?
    *まず、思った以上にドラマ性がある。なんというか、盛り上がる場面が随所に出てくるね。
    *そして、精神的であると同時に社会的。
     主人公その他の内面を...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    この角川文庫がだしている『レ・ミゼラブル』は、ハーバード大学の教授がユゴー作の原作にある過剰なほどの背景説明を省き、編集しなおしたものを和訳し出版したものである。なので原作ではまず間違いなく途中で挫折していただろうが、まったく苦に感じることなく楽しめて読めた。
     個人からの視点で社会の無情さを痛感さ...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (上)
    「世間は震撼せども、十字架は微動だにせず」

    レ・ミゼラブルを読みやすくした本。新潮文庫こそレ・ミゼラブルだという人もいるが、読みやすいこちらから手をつけるのがいいだろう。面白いと思って、さらに詳しく読みたい人はそちらを読めばいい。

    ジャン・ヴァルジャンは悪人だった。生きるために心を汚した。しかし...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    「わたしは生きるために、パンを一斤盗んだ。いまは、生きるために名前を盗んでいる」

    ジャン・ヴァルジャンはコゼッタと幸せな生活を送っていた。そこに現れたマリウス。コゼッタはいつまでも子供なわけではない。ジャンはいずれコゼッタと別れなければならない。
    革命こそ進歩だと考えるマリウス。退廃した正義を取り...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (上)
    すごく読みやすい!
    帝劇でやっている「レ・ミゼラブル」のミュージカルを今度観に行くので予習として読んでいたけど、まず読みやすさに驚いた。レビューでも「読みやすい」という声があったのでこの本を選んだが、すらすらと読める。
    そして、続きもどんどん気になって、読んでないときでも「あの続きが気になる、どうな...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    以前見たこの物語を原作とした映画が面白かったので読んでみました。最後の解説でようやく気付いたのですが、どうやらこれは縮訳版だったようですね。違和感なく読むことができ、充分満足してしまったので、完訳版は記憶が薄れてからまた読もうかと思っています。
    こういった道徳劇、私は好きです。きっと、物語の展開は都...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    タイクツ、長いなどと名の知れた作品にもかかわらず、読みづらいとの評価をされている。しかし、角川文庫版は読みやすかった。
  • レ・ミゼラブル (上)
    司教は素晴らしい、ジャンバルジャンは盗んだ銀のろうそく立てを司教から貰った。助けられたジャンバルジャンはどうなるか。
  • レ・ミゼラブル (上)
    映画と小説では少し雰囲気が違っています。

    約一年かけて、この作品をミュージカル形式の演劇として演じる機会がありました。主役はあくまでジャン•バルジャン。しかしフランス革命という実際の出来事を元に、それに翻弄された人々の一生が豊かに描かれていると感じました。
    娘を想い、幻想の中で死んでいったファンテ...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (上)
    まさに名作
    『ああ無情』の邦題と共に、ロングラン演劇、映画でも有名な本書。
    完全版はとにかく長くてなかなか手を出せないでいたが、コンパクトな新訳と言う帯の文句につられて購入。
    上下二巻なのでかなり読みやすくなっているのではないかと思われる。

    主人公、ジャン・バルジャンは刑務所を脱走し、神の説く「愛...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    名作。涙無しには読めません。特に、号泣したのは、ジャンバルジャンが、独りで彼の最も大切な鞄を開けて、中の物を丁寧に並べて涙を流すシーン。
    愛おしくて、切なくて、たまらない。
    親子でもない、恋人でもない、1人の小さな他人への無償の愛が愛おしい。
  • レ・ミゼラブル (下)
    感動そして衝撃のラスト。この作品はミステリーでもあり、歴史ものでもあり、推理ものでもあり、ヒューマンものでもある。
    こんな名作を今まで何故読もうとしてこなかったのか。
    不朽の名作。
  • レ・ミゼラブル (上)
    不変のテーマ。

    芝選書で紹介されていた、2冊で完結するレミゼ!
    いつか読みたいなぁ〜と思っていたので、読みやすいというこちらを。

    200年前のフランスが舞台なのに、共感できるところがたくさんあるのが非常に面白い。
    人は更生できるのか?真なる善とは?考えさせられる。

    主人公:ジャン・ヴァル...続きを読む
  • ノートル=ダム・ド・パリ
    ディズニーアニメ版『ノートルダムの鐘』を観てすっかりどハマりして、原作を読みました。
    アニメ版と原作とではだいぶ話が違うんですね。フロローの粘着ストーカーぶりが大いに発揮されてて笑いました。ディズニー版ではあれでもマイルドにされていたのだなぁ…
    結末は救いが無く、後味の良さとしてはアニメ版に軍配が上...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (下)
    いろんなところで登場人物が繋がってる!よく考えられてるなと思いました。
    最後はハッピーエンドでよかった^_^
    冒頭の少年って結局誰だ?
  • ノートル=ダム・ド・パリ
    ディズニーの方はまだ観たことないです。録画してあるけど先に原作を読みたかったので我慢してた。

    原作といっても抄訳で、かなーり要点のみらしいけど
    私は一度レミゼで挫折してるので、ユゴーくんとは勝負しないことにしました。いずれちゃんと全部の訳も読んでみたいな!

    抄訳というだけあって半日で読み終わりま...続きを読む
  • レ・ミゼラブル (上)
    こちらの本は最近でたと思うのだが、
    以前に文庫本4巻を読んだので、こちらの方がコンパクトにまとまっているのかもしれない。
    ミュージカルも観に行った大好きな作品。
    まだ本田美奈子が出ていた頃。

    文庫で読むレミゼは、当時の時代背景の中で、力強くも優しいジャンバルジャンの人柄に涙した。
  • レ・ミゼラブル (上)
    まずは登場人物の名前や特徴を覚えるのに苦労しました。当時の時代背景の描写がはっきりしているので、貧富の差などが明確だった。