イスラーフィールのレビュー一覧

  • 【合本版1-3巻】異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~

    公家視点は新鮮

    戦国時代への転生物ですが,武将視点ではなく公家視点というのが新鮮で面白かったです。
    歴史的なイベントに公家としてどのように関わっていくのかが,今後も楽しみです。
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~三【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    12歳にして宮廷の実力者で、情勢の分析も鋭く胆力もあって帝の信頼も厚い主人公の朽木基綱。それに対して、泣き虫の情けない奴の足利義輝。この対比があざとすぎるけど、読ませる読ませる。近衛前久の妹たちからも慕われて、モテモテの基綱だが、相手が八つも年上!浅井と六角の野良田の戦いの後あたりの話だが、さてこの...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十二【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    戦国時代武将大好きの人間だったら、涙を流して喜びそうなシリーズだよなあ。次々と有力武将が現れて、敵ともなり、配下ともなる。主人公の朽木基綱はそれを楽しんでいる。でもまあ、天下統一をして、争いのない豊かな世の中にしたいと真剣に願っているんだろうけれどね。息子の朽木堅綱は、相模の西部の山城を次々に落とし...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十一【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    足利義昭が島津の地で顕如に殺され、名実ともに足利幕府は終焉を迎える。朽木堅綱は甲斐の徳川家康と対峙し翻弄されるが、堅実なところも見せ確かな成長を感じさせる。そして、いよいよ九州征伐への機運は高まる。なんかねえ、書くことがなくなってきたが、とにかく歴史改変の壮大さが面白いのだよ。
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~三【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    桶狭間の後、六角の敗れる野良田の戦いを想定した基綱への畏怖が広がる。
    葦の運上、近衛の太閤殿下の病への対応、帝にその力を望まれ春齢との婚儀へ。次は頭の中将だね。

    歴女でもないので大名は何となく聞き覚えあっても、公家が色々出てもよくわからない。
    雰囲気で読んでこれだけ面白いのって凄いよね。

    外伝Ⅴ...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    織田の混乱に乗じて、朽木は調略を進め、嫡男・朽木堅綱を大将にして、美濃に侵攻する。時を置いて、いよいよ織田三介を撃ちに出るが最後はあっけなく決着がつく。嫡男に厳しく経験を積ませるため、家督を譲り、尾張・三河・駿河・伊豆を与えて、徳川、関東の攻略を命じる。朽木基綱の親としてのことや側室のことについて思...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~九【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    織田信長が死んだのを家康から知らされた北条は織田軍を急襲、嫡男・信忠が傷を負い死んでしまう。伊豆に出兵した北条を裏切り、徳川が背後を攻めて北条を滅ぼす。織田は次男、三男の跡目争いに終始する。二人ともその器ではなく、徳川、朽木とも織田を食うことを考える。一方、土佐に出兵した朽木基綱は長曾我部も一条も従...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~八【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    毛利を本格的に攻略して、たちまちに降伏させてしまう。その畳みかけるような勢いの文章がいい。調略をたくさん用いるんだけど、こんなものなのかな。嫡男の弥五郎についても結構ページを割いている。偉大な父親のせいで、非常に苦労しそうだね。そして、とうとう信長が糖尿病をこじらせて死んでしまう。おやおや、家康がい...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~七【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    一巻がすごく分厚いが一気に読んでしまうなあ。
    義昭が挙兵し、結局は毛利のもとに逃げてしまうことになる。そして、いよいよ毛利と朽木の戦いが始まる。そうそう、織田信長と上杉喜平治と朽木基綱の3者会談があったよなあ。竹姫の上杉への輿入れがあり、朽木と上杉のつながりは強くなるが、信長は腹の内では何を考えてい...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~六【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    話が壮大でありながら、人間模様を細やかに描いていて感心する。寝食を忘れて読んでしまうわ。
    朽木基綱を暗殺しようと丹波・波多野家の忍び村雲党が動くが、八門たちが見事に撃退する。頭も世代交代する。丹波攻略、本願寺の石山撤退、東播磨攻略と続く。その間、上杉輝虎が倒れ、後を継ぐ甥のために基綱の7歳の竹姫が嫁...続きを読む
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~二【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    いやあ、面白くてえらく夜更かしをしてしまった。公家となった朽木基綱が11歳という年齢にも拘わらず、冷徹とも言える言動をもって公家たちや武士たちを翻弄する。痛快。ちゃんと情愛も持ち合わせている。浅井が六角から離反しようとし、三好が河内に手を伸ばす。そして、桶狭間の戦い。主人公は信長の元まで見学に行っち...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~五【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    信長がお濃へ愚痴を言うけど、ちょっと気の毒。自分なら朽木と同じことができた。さらにその上を行って、全ての権威を否定して一番上に立ち、海外まで雄飛したと。その点、朽木基綱は、権威というものを大事にし、というか上手く利用しようとする。信長だったら、天皇まで否定したかもしれない。朽木基綱は朝廷、帝とかなり...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~四【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    痛快な物語で読んでいて気持ちがいい。「三英傑に嫌われた不運な男」と題にあるが、史実では三人に冷遇されていたのだ。この物語では、彼らを凌駕してしまっている。家康なんか影が薄いなあ。今回は、伊勢、志摩、長島の攻略と上洛戦を描く。朽木基綱は国人たちを調略によってなるべく戦なしで寝返らえらせそうとしているが...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~参【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    ますます読み応えあり。実際の史実で信長が果たしたのと同じ役割を朽木基綱がしているよなあ。この物語では、信長とも会って、朽木は伊勢を攻略し、信長は三河一向宗と今川の攻略に向かうということになっている。織田は東へ向かうわけだ。上杉とも仲がいいので、この三者で天下を狙っていくのかな。今回は、朽木は六角は滅...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~弐
    朽木基綱はますます勢力範囲を伸ばしていく。浅井を打ち破り、六角の分裂の間に坂田郡を吸収し、今浜(長浜)に城下町を造る。さらに敦賀を手に入れ、加賀一向宗も退け、越前まで手を伸ばし、百万石となる。なんと比叡山焼き討ちも行うのだ。信長と手を結び、墨俣城建築のヒントを与えたりする。明智光秀や竹中半兵衛や武田...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~
    夾竹桃の「戦国小町苦労譚」を楽しんで読んでいるが、全く同じテイスト、構想の物語。戦国時代の近江の朽木家・朽木基綱(幼名竹若丸)に歴史好きの現代人が転生したというもので、現代の知識を生かして殖産興業を図り、豪胆さで難しい政局を乗り切っていくというもの。2歳の幼児が50男の口調でしゃっべって、海千山千の...続きを読む
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~一【電子書籍限定書き下ろしSS付き】
    戦国時代の2歳の朽木竹若丸(元綱)に転生した現代のサラリーマンが、異彩を放つ策略家として活躍するお話。都を追われるたびに室町将軍が逃げ込む先の足利家臣の朽木家という存在が面白い。この物語では竹若丸は跡継ぎにはなれずに、母方の実家を頼り、公家になってしまうのだが、5歳にして畿内の実力者の三好長慶と渡り...続きを読む
  • 淡海乃海 水面が揺れる時 第8巻

    淡海乃海

    淡海乃海の周囲で繰り広げられる権謀術数、駆け引き、戦いが面白い。朽木基綱のもとに歴史上名高い武将が配下になっているけど、真田幸隆、明智光秀、竹中半兵衛等の智将が多いのは作者の好みなのかな。
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~三【電子書籍限定書き下ろしSS付き】

    書き下ろし一杯

    ネット掲載分に加えた書き下ろしが多く、かなり読みごたえがありました。そのお陰でネットで書かれずもう少し知りたかった部分が補完されたので良かったです。
  • 異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~三【電子書籍限定書き下ろしSS付き】

    本格的に活動を始める主人公

    【注意1】
    作品紹介にある「必ずそなたを守ってみせる」の台詞は本巻の中にはありません
    【注意2】
    いつもの通り、挿絵は無かった事にしましょう

    【結論】
    本巻は、怜悧な戦略眼と莫大な運上という実績で確実に地歩を固める主人公 飛鳥井基綱と、感情に押し流されて愚行を重ねながらも事後にそのこと...続きを読む