「外伝でも確かにドラゴンボールだった件」
DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件
2017/11/2 著:ドラゴン画廊・リー
ドラゴンボール好きな冴えない男子高校生。
ひょんなことから歩道橋の階段から足を踏み外してしまう。
気づけばそこはどこかで見た世界の誰かになっている。
...続きを読む転生した彼は
ドラゴンボールの世界のヤムチャに転生していたのである。
話の全てを知っている主人公。
彼は未来をどう受け止めどう変えていくことができるのか!?
国民的大人気アニメであるドラゴンボール。
連載終了から長い年月が経ちここにきて外伝が
生まれる。そしてそれは鳥山氏とは違うところから・・。
そして主人公はなんとあのヤムチャ。
初登場時には容姿端麗であり狼牙風風拳を
必殺技に持ち実力も備えていたパーフェクトヒューマン。
しかし、彼の人生は出オチのようにそこからは
転落人生となっていく。
ファンの中でも誰もが絶句したのは
サイヤ人襲来時の栽培マンとの一戦。
余裕をこいて臨んだ戦いの中で栽培マンの
苦肉の策である自爆により命を落としてしまう。
その他にも登場時の輝きからは程遠い
生きざまを最終回まで見せつけることになった。
しかし、本作は違う。
カッコいいヤムチャだけではなく、上記の栽培マンとの
一戦はもとより、その後もフリーザ戦もセル戦もブウ戦も
知り尽くした高校生が転生している。
知っている情報により試行錯誤の上
ピンチを乗り越えるヤムチャ。
最初から最後までニヤニヤが止まらなかった。
本作でのゴールはあるものの
読者の誰もが自分がヤムチャに転生したら・・等を
考えながら読めばその捉え方も無限大に広がる。
本作をしっかりとドラゴンボール色を残しながら
しっかりとドラゴンボールとして描ききった
著者は素晴らしいものの、これだけ長年愛され続け
世界観がしっかりと読者にも色濃く残っている
作品を生み出した鳥山氏はもっと偉大だと感じた。
久しぶりに購入したマンガコミックス。
間違いなかった。