主人公の仁淀ユウヤはアイドルユニットの《ZINKS》に所属している青年。
相方の吉野カズキと二人で活動しているが本人はまったくやる気がない。
アイドルはもっとラクして稼げるものだと思っていたユウヤだったが実際は日々の活動やライブ中のファンサービスに至るまで研究して全力でやらなければいけない世界に
...続きを読むうんざりしていた。
そのためライブ中もやる気をまったく見せず椅子に座ったりする体たらくのためZINKSのファンは9割カズキしか見ていない上記だった。
ファンからも自分たちが使ったお金が印税としてユウヤに行き渡ることに怒りが隠せない人もいるくらいだ。
ユウヤ本人もおそらくそろそろクビになるだろうなぁと思っていたライブ終わりのある日、関係者しか入れない楽屋裏に一人の女の子がいるのを発見した。
彼女の見た目や服装から別のアイドルグループの子かなと思い名前を聞くと最上アサヒという名を言われたがユウヤはアイドルにまったく興味がないため知らない。
通りがかったカズキに聞くと一年前に事故で亡くなったアイドルだと言われる。
そして姿がゆらめいている彼女が幽霊だと本能的に理解するのだった。
しかしアイドルバカ一代と言われるくらいファンの事を考えていたアサヒはやる気のないユウヤに激怒。
その想いの強さによってユウヤの身体はアサヒに乗っ取られてしまうのだった。
幽霊が生前の未練から生きてる人の身体を借りる話はよくあるけど、それがやる気のない現役アイドルとアイドルの鑑的な存在の幽霊というのは斬新な設定だった。
続きが楽しみ。