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Posted by ブクログ 2022年05月18日
「月形家の者は夜明けとともに昇る陽を扇動する月神でなければならん」と唱える月形洗蔵を主人公とする「月の章」と、従兄弟の潔を主人公とする「神の章」からなる歴史小説。
司馬遼太郎著『竜馬がゆく』により、薩長同盟は竜馬の手柄と広く流布されている。確かに、最終場面での引き合わせは竜馬によるが、この策は彼以前...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月16日
明治時代に北海道に建てられたいわゆる刑務所建設と囚人、看守のことを描いている。北海道は、アイヌが住んでいた土地に、北上した日本人が入り込んで、日本の都合に合わせさせたのだ、ということにも言及しています。
幕末を思い返す章と、幕末に藩の体勢にそぐわず獄に入った者が、時代が変わって、罰せられた人を見張...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月22日
正直いまいち
幕末の物語ですが、主人公に思い入れできる感じでもなく、教科書を読んでいるような感覚でした。
ストーリとしては大きく2つ
幕末、尊王攘夷派の中心となって、福岡藩を尊攘派として立ち上がらせようとする月形洗蔵の章
尊王攘夷と藩主との間で苦悩しながら、薩長を結び付けようと尽力。しかし、最終的...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月24日
福岡藩の月形姓をもつ主人公が2人。2つの視点から維新前(中)と維新後の日本を描いた歴史小説。
視点が2つにしたことで、ボヤけてしまう部分があるのは否めない。洗蔵はともかく潔がボヤけて冴えない。任務の重圧に潰されかけた可哀そうな役人を描写しただけの話に読めてしまう。
1つの作品にせず分けた長編でも...続きを読む
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