完本 アイヌの碑

完本 アイヌの碑

999円 (税込)

4pt

4.6

アイヌ民族の愛すべき文化と、二風谷を舞台に著者の一族が経験した過酷な歴史……散逸するアイヌの民具蒐集に奔走し、また生涯アイヌの文化伝承に尽くした著者による半自伝的エッセイ。未文庫化の『イヨマンテの花矢 続・アイヌの碑』も収録した待望の復刻。

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完本 アイヌの碑 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    アイヌ民族の苦しみや悲しみの歴史。苦労。
    誇りを持って苦しみや悲しみを乗り越えてアイヌのために生きる萱野茂さんの姿に心打たれました。

    アイヌが受け継いできた文化や風習、言葉を、大切にこれからも受け継いでいくことができますように。

    アイヌ語教室を開いていた萱野茂さんは生徒たちを何度かカナダへ連れて

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    アイヌ民族は文字を持たなかった。狩猟民族で土地の風習、神々との神話を持つ暮らしであった。
    この程度の知識しかなく、馬鹿にするも何も、自分と同じ人間であり生まれの血筋で容姿の違いがあるのは互いに尊重認め合う事である…そう思っていた。

    私の中にはイヌイットの人々にも興味があったし、樺太が戦争の対価とな

    0
    2021年09月30日

    Posted by ブクログ

    北海道の二風谷でアイヌとして生まれ、若い時分はアイヌである事を厭いながらも、民族の言語・文化を後世に残すため活動した萱野茂氏の名著。

    同化政策や差別、無理解に対して地道に戦った様子が分かるとともに、語り口の柔らかさが印象的である。

    0
    2021年08月08日

    Posted by ブクログ

    ウポポイで本書を買いました。
     1899年にアイヌの人たちを日本国民に同化させることを目的に制定された北海道旧土人保護法。これが廃止され、アイヌ民族を固有の民族として法的に位置づけた「アイヌ文化振興法」が成立したのが、なんと約100年後の1997年
     著者はまさにこの間を生き、アイヌ唯一の国会議員と

    0
    2023年06月06日

    Posted by ブクログ

    アイヌ通史などの文献では分からなかったむき身の感情が感じられ、泣けてしまう描写もありました。
    自叙伝なので偏りはある、と思いつつ
    自叙伝だからこそ身につまされる内容があるのも事実。

    0
    2022年02月20日

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