幕末史(新潮文庫)

幕末史(新潮文庫)

880円 (税込)

4pt

嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す――。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。

...続きを読む

幕末史(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月03日

    ペリー来航から大久保暗殺くらいまでを描いた本。
    本自体は分厚かったが、著者は作家ということで読みやすく楽しんで幕末を勉強できた。

    趣旨としては、明治維新は武力を伴った権力闘争にすぎず、「維新」なんてかっこつけた呼び方をするのはどうなのかい?というところだと思う。

    学校の勉強では薩長土肥の人しかよ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    昭和史同様、
    本棚から引っ張り出してきて
    再読。
    半藤さん自身も語っているが
    これは維新と言う名の
    薩長の下級武士によるクーデター。
    封建制度を疑い、改革を一気に進めた
    25年間を半藤一利さんが
    分かりやすく
    レクチャーしてくれてます。
    世界と肩を並べる為に
    必要な事だった維新。
    しかしながら、
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月31日

    生涯学習講座の講義録をまとめたもの。
    歴史は苦手だけど、令和3年1月に著者が亡くなり話題になっていたことから、幕末史をおさらいする気持ちで購入。軽妙な語り口調で読み進みやすく、大河ドラマ「晴天を衝け」とも時代が同調していて、相乗効果でとても楽しく読み進められた。
    反薩長史観の幕末史。「御一新」ではな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月20日

    PodcastのCoten Radioで紹介されている参考図書の一つ。

    いまいち幕末とかイメージがあやふやだったりしていたけど(徳川慶喜と薩長土肥はどういった立場で対立したの?などなど)、丁寧に且つ講談的な味のある語り口でとってものめり込みながら理解を深めることができた。
    ただ歴史の教科書で列挙さ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月06日

    大河ドラマ『青天を衝け』今日はサブタイトル『激闘!禁門の変』
    渋沢栄一の自伝かと思っていましたが、重厚な幕末大河ドラマ(明治維新後も期待してます)だった。大河ドラマのガイド本では物足りず、歴史の新書ではどうも頭が整理出来ないため、良い本を探して本書に出合いました。著者の半藤一利氏が冒頭に『反薩長史観...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月29日

    他の人の感想に大河ドラマを見ているようだと書かれていたが、まさに同感
    戦国時代は大好きなのに、幕末の流れは、よく分からず
    最近、大奥(吉永ふみ)を読み天璋院篤姫を読み、今の大河ドラマを見るにつれ、一つ一つの出来事が大きな流れに変わって行く
    あー、これがそうだったのかと一人で合点が行き、私のような幕末...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月23日

     映像を見たわけではないのに、幕末を描いた大河ドラマを見たような読後感だった。ペリー来航から大久保利通の死までの、講義12回分をまとめたもの。登場する人物たちの言葉や行動が、詳細に、眼に浮かぶように語られる。自分が知識として持っていた出来事と出来事が、必然性を持って繋がっていったような気がした。う~...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月08日

    2021年4月再読。

    この本で扱っているのは、1853年のペリーの浦賀来航から、明治維新を経て1878年、明治10年の西南戦争の終わりまでである。
    鎖国を続けていた徳川幕府が、開国を要求されたことから歴史が急展開する。江戸城の無血開城、大政奉還を経て明治維新により、天皇・朝廷を抱く明治政府が出来る...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月16日

    半藤さんの昭和史から来ました。 
    半藤節は健在で、複雑な幕末史も、軽妙な語り口で噛み砕かれ、すらすら読めてしまいます。
    幕末史というと、なんとなく独立したイメージがありましたが、昭和・大正・明治・幕末と地続きで連なっている感覚を実感できます。

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月04日

    ペリー来航から大久保利通暗殺まで、幕末・明治初期の時代の流れを半藤一利さん独特の切り口で語った本。

    本書は、半藤一利さんが薩長史観とは反対の立場で幕末・明治初期の歴史を語ります。幕末は志士側よりも徳川慶喜や勝海舟の心情や動きを多く語っています。明治初期では、とりあえず幕府は倒したものの、政権構想が...続きを読む

    0

幕末史(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

半藤一利 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す