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かつてない量の雨が日本列島を襲っている。頭上の雨だけを見ていても水土砂災害は分からない。雨は流域で集められ、災害を引き起こすからだ。生きのびるために、いまこそ、流域思考を身に着けよう!
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Posted by ブクログ
気候が変わり、豪雨が多くなった今、河川の氾濫などの災害を防ぐための対策が必要です。 この本は主に東京都町田市の源流から神奈川県横浜市を通って流れる鶴見川の流域治水について、長く鶴見川流域で防災・自然保護に取り組んでいらっしゃる岸先生が紹介しています。 息子が小学生の時、夏休みの自由研究で源流から河...続きを読む口までの約42.5キロを徒歩または自転車で何日もかけて調べ、レポートにまとめたり、ボランティアの河川の清掃活動に参加したりしました。 そのおかげで私も「流域思考」が身につき、どれだけ防災のための治水対策が行われているかを知り、川を身近に感じ、安心して暮らすことができています。 「知る」ということの大切さを身をもって学んだ体験でした。 保水の森。 遊水池。 それらの整備のおかげで暴れ川と呼ばれた鶴見川も今では豪雨のあともあふれることなく無事でいられます。 大人になって個人が直接治水のためにできることは少ないかもしれないけれど、子供達が小さい頃に学んだことが、頭のどこかに残っていて、世の中や環境が良くなること、人を救うことにつながる力になれば嬉しいです。 また、小学生や若い世代が社会や理科の授業で流域思考、総合治水といったことを学び、安全な未来につなげていってくれたらいいなと思いました。
流域治水入門。総合治水とも言う。 豪雨災害の発生は、その場の降水量だけで決まるものでは無く、上流の雨量、土地の保水力、遊水池、河川・下水整備など様々な要因で起こることがわかりやすく説明されている。 鶴見川治水探検は面白い。他の河川の取り組みはどうなっているのだろうか。
なかなか気にすることもないことだったので勉強になった。意外だったのは山は木が多すぎると禿山より災害がひどくなる理論だ。植林も計画的に行わなければならないのか。
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生きのびるための流域思考
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岸由二
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