大正史講義

大正史講義

1,265円 (税込)

6pt

3.8

わずか15年間の大正時代にはロシア革命、第一次世界大戦、関東大震災など内外に大きな出来事が生じ、日本の社会も大きな変化を余儀なくされた。そしてその変化とともに大衆が登場して政治を動かし、「劇場型政治」が展開していく。この激動の昭和の原点ともいえる複雑な時代をどう見るべきか。その歴史を見るための視座を提供すべく、23名の第一線の研究者が最新の研究成果を結集。26の論点によって、大正時代を正面から描きなおす、まったく新しい大正史入門決定版。

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大正史講義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新旧様々な学問的成果も交えて色々な知識を一般向けに判り易く伝えるということが「新書」というようなモノの本旨であるように勝手に思っているのだが、本書は正しくそういう類の良書で、広く薦めたい。
    「明治」、「大正」、「昭和」、「平成」というように時代を区切る理解が在る。
    そういう中で「大正」は「明治」や「

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    2022年02月12日

    Posted by ブクログ

    大正時代というのは、改めて振り返ると、とても重要、且つ学ぶべき時代だと思う。
    明治から始まる近代化は、大正時代において、特に政治の観点で成果が見えつつあり、文化の面でも花開くところがあった。
    そんな中で、どのように昭和を迎え、何が軍国主義に追い立てたのか?
    決して、徐々に軍国主義が広がったわけではな

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    2022年05月05日

    Posted by ブクログ

    大正史に関連するテーマ全26講を500ページ越えのボリュームで読み解く。
    全く初心者の入門ではなく「講義」と銘打っているだけあって、一講ごとのページ数の中にギュッと詰め込まれた情報量の多さと、かならず末尾に執筆者がお勧めする「さらに詳しく知るための参考文献」が入っているのが有り難い。紹介した著作につ

    0
    2021年09月28日

    Posted by ブクログ

     大正史となると、およそ100年前の時代、だいぶ現代史に近づいてきた感がする。
     "はじめに"として、編者筒井氏の総論が述べられる。「大正時代というのは一言で言えば、大衆の登場が始まった時代である」そしてそれを象徴するのが、日比谷焼打ち事件であった。
     第一次護憲運動、大隈ブーム

    0
    2021年08月23日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  大正政変~第一次護憲運動
    第2章  大隈内閣成立と大隈ブーム
    第3章  第一次南京事件から対中強硬政策要求運動へ
    第4章  第一次世界大戦と対華二十一カ条要求
    第5章  大戦ブームと『貧乏物語』
    第6章  寺内内閣と米騒動
    第7章  原敬内閣から普選運動へ
    第8章  パリ講和会議

    0
    2021年09月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大正デモクラシーという言葉だけでは良く分からない大正時代についての講義集。日本の政治と民衆の変化、国際政治の動きとの関係など、大正時代のデモクラシーが昭和初期の軍国主義に繋がっていった時代だけに、現代の状況と重なるものを感じざるを得ない。歴史に学ぶことは重要だと感じた。
    本書ではそれぞれの専門家達に

    0
    2021年12月13日

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