逝ってしまった君へ

逝ってしまった君へ

1,485円 (税込)

7pt

SNS上で大反響のエッセイ、待望の書籍化。

「note」での掲載が大反響を呼んだ壮絶なノンフィクション、待望の書籍化。

2019年1月。私は、古い友人のひとりを失った。
友人は突然、自らの意思で死を選んだのだ。
彼は私の大切な友人でもあり、私のはじめての恋人でもあった__


声優・浅野真澄が体験した、大切な人の「自死」。
大切な人を失って初めてわかる、大きな悲しみと日々の「気づき」。

遺書にあった自らに向けたメッセージ、告別式、初めての「遺品整理ハイ」…そして「君」を失った悲しみの中で見つけた一つの光。


『誤解を恐れずに言ってしまうけど、君を失って、私はひとつ、大きなものを得ました。それは、自分を自分のままでいいと思える強さです』

『たった一つのものさしで自分を測ることに、意味なんてない』

『君がそこにいてくれることが、すべてでした。君の存在そのもので、私はどこまでも満ち足りた気持ちになったのです』


あまりにも突然で悲しい出来事を経た「遺された人々」のその想いを、逝ってしまった「君」への手紙の形で綴ります。

日々悲しみの中にいるあなたにこそ読んでほしい、大切な人へ向けた祈りに満ちたノンフィクション随想録。

※この作品はカラーが含まれます。

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逝ってしまった君へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月23日

    あさのさんの心情や、残されたご家族のことに思いを馳せては、ぐしゃぐしゃに泣きました。

    いつかは誰もが亡くなるし、その度にそれぞれが悲しみに沈むけど、それでも生きていくためには、を、この本を読んで考えました。私の場合、家族と別れればひとりぼっちですが、一人で抱え込まないこと…友人やお医者さまにときに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    『鬱というのは、病気なんだ。君の自殺は、病気の発作で亡くなったのと同じことなんだ』思ってもいなかった大切な人の死。手紙形式で伝える想い。心に残る。

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    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    大切な人をなくして、自分の過去、現在、未来に向き合って想いを綴った本でした。一人一人が人生に向き合って過ごしているのを感じました。

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    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    自殺で亡くなってしまった友人への手紙の形式を取った随筆。友人の突然の死に直面した著者の心の葛藤は、読んでいて非常に辛くなってしまった。時間は巻き戻らない、という当たり前のことを改めて認識。

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    Posted by ブクログ 2022年01月01日

    わたしも大事な大事な友人に手紙を
    書きたくなった。

    あさのさんが綴った言葉も
    もしかしたら
    吐き出したに近いかもしれない言葉も
    その1つ1つが
    ずしんと重く重く響いていく。
    でもそれは、決して苦しいものじゃなくて
    わたしの中でぐるぐる回る
    沢山の感情と思いが
    いいんだよ、それで
    そう肯定されている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月18日

    大切な友人を失くしてしまった作者が、ていねいに、ていねいに、その時々の状況と悲しみを記した物。亡くなった友人は、すごく魅力的な人だった事が文章の隅々から感じられ、深い悲しみに私自身も押しつぶされる様だった。 うつ病を発症する人は、周りにもいて、その苦しみを初めて気づかされた本だった。

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    Posted by ブクログ 2021年08月01日

    大切な人を突然悲しいなくしかたをした時の、心の動きが素直に綴られているように思う。
    私には今のところ、幸いにも経験がないけれど、そのなくした人と自分だけが共有していた思い出が、なくなってしまうような気がして、こわいのだろうか。
    私も、いざそうなったら、文章にせずにはいられないような気がする。

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    Posted by ブクログ 2022年04月11日

    友人は突然、自らの意思で死を選んだ-。大きな喪失感と日々の「気づき」、初めての「遺品整理ハイ」…。声優・あさのますみが、大切な人の自死と遺された人々のこれからを綴る。SNSで発表された随想録を書籍化。

    心がつらくなった。

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    Posted by ブクログ 2021年11月10日

    大切な友人へ向けた手紙はとても優しい言葉で綴られていました。お友達が魅力溢れる素敵な方だなと文章から伝わってきます。そんな人でも自死を選んでしまう、人の幸せは他人が判断できるものではないのだと感じました。残されたものはただ今まで通り、でも今までとは少し違う形で日常を過ごしていくしかないというのが悲し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月01日

    本で読んで、自分はよかったと思う。
    鬱で心療内科に10年以上かかっていたから、読んでどうにかなることもない。

    著者のしたスマホのメモを全て転送したことは、彼との関係性によるものではないのかな、とても感じた。
    身内をあっという間に失った自分は、交友関係も含め、全くわからなかった。
    だから読んでごめん...続きを読む

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