日本“式”経営の逆襲

日本“式”経営の逆襲

1,980円 (税込)

9pt

3.7

リーンもアジャイルも源流はすべて日本。アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは実はカイゼンの熱烈な信奉者――日本の経営技術は優れているのに、どうして「アメリカはすごい!」となってしまうのか? 「日本総悲観論」の真贋と、コンセプト化に弱かった日本の反省すべき点を明らかにする。
本書は、古き良き日本の素晴らしさを語って、現実の厳しさを忘れようとするものではない。すなわち、日本企業の素晴らしさを一方的に語ることを目的にしてはいない。もちろん日本企業は最近いわれるほど遅れてはいないし、遅れているとばかり認識する弊害も多い。しかしその一方で、日本の産官学が反省すべき点は確実にある。
ひとつには「コンセプト化」に阻害要因が存在してきたという弱みである。
日本の産官学が持つこれらの弱みがいかなるデメリットを生んだのか、またこうした弱みを克服することでどのような実際的なメリットがあるのか、日本の産官学の反省点は何か、については本書の後半で詳細に考えていく。
コンセプト化・パッケージ化が弱かったのは日本企業だけではなく、著者を含めた研究者や、日本政府も同様である。ようするに日本の産官学全体の問題であった。この点も、現状で思いつく限りの処方箋らしきものを本書において探索していく。本書は、こうした反省によって未来を切り開こうとする、未来志向の本である。

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日本“式”経営の逆襲 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日本式経営という言葉の意味がわかった、経営方法のコンセプト化が弱い日本の産官学の変化を望む。日本の根拠なき悲観論をぶち壊せ。

    0
    2022年12月29日

    Posted by ブクログ

    日本企業内における経営ノウハウ等は優れた部分が多分にある一方、経営のコンセプト化で他国に遅れを取っている。これは経営学を修了し、現在コンサルティングファームで働いている立場からしても、非常に納得感のある主張であった。
    一方、企業の立場からすると日々の経営に手一杯であり、コンセプト化する誘引が少なく、

    0
    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    米国発信の“世界標準の経営理論”は、日本に源流があった?経営技術は優れているが、うまく概念化できない日本の弱みを解明し、日本の経営が再び世界で輝くためのヒントを示す書籍。

    近年、ビジネスの世界では「両利きの経営」や「リーン・スタートアップ」、「ティール組織」などの概念が流行している。これらの経営コ

    0
    2023年01月24日

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