海神の子

海神の子

1,599円 (税込)

7pt

※この作品には販売期限があります。2024年06月04日を過ぎると販売を終了致します。

海賊“鄭家”の頭をつとめる母の迎えによって、平戸から大明国へ渡った福松。
鄭家は、割拠する海賊や東インド会社を下して東アジアの海を支配するが、清軍の侵攻により明は滅亡の危機に。
新皇帝と明の復興を目指す福松は、その功による名誉ある姓名を与えられ、さらに大きな野望に燃えるが――

明日をも知れぬ海賊が、どこにもいられぬ者たちのために戦う。
「国性爺合戦」のモデルとなった英雄・鄭成功を新たな形で描く。

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海神の子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明から清にかけての中国と海賊の話。
    中華と夷。親と子。
    実話がベースと知り、エンターテイメントとして成立させた腕に感服。

    0
    2021年12月14日

    購入済み

    反清復明のため抵抗運動を続けた鄭成功の幼少期からの物語です。信念をもって自分たちの居場所を作ろうと戦った人の生き様に胸が熱くなる小説でしたが、一方で、長期にわたり抵抗を続ける人生とはどんなものなのだろう、毎朝どんな気持ちで目覚める生活なんだろう、と考えてしまいました。

    #アツい

    0
    2021年08月29日

    Posted by ブクログ

    国姓翁合戦は昔耳にしたことがある。本書の最終章にある浄瑠璃の世界だ。母親の松から生まれた福松の一生だ。波瀾万丈の一生を描いた感動の作品だ。徳川幕府が出来て間もない時代壮大な一生を送った生きざまは凄まじいがこれもまた自分が選んだ道だ。良い作品に出会えて感謝❗️

    0
    2021年07月22日

    Posted by ブクログ

    国性爺合戦をモチーフとしていて、福松(のちの鄭成功)が幼少期に中国にわたり将軍になり台湾統治に至る、という史実には沿っているが、この物語の主題はそれではないような印象を受ける。

    この物語は中国が明〜清へ変遷しゆく時代に、中国、日本(平戸)、台湾の地で生きた人の犠牲にした物、手に入れた物、失ったもの

    0
    2021年10月25日

    Posted by ブクログ

    鄭成功という名は知っていたけれど
    実際どういう人物でどういった人生を
    送ったのかは知らなかった。

    福松の母(松)が海賊という設定は
    読んでいて興奮するもの。

    最後まで夢を諦めない想いに胸を打たれる。

    0
    2021年10月14日

    Posted by ブクログ

     天は、人の中より有徳の人を選び、天下を統べよと命ずる。これすなわち天命。
     天命は血脈によって継がれるが、もし徳を喪えば、天は別の人に命を下す。
     天命の革まるを革命という。

     世に名を成す者は決断の連続だ。
     正しかろうが、間違っていようが、その決断は史実に残る。

     幼名を福松、平戸で生まれ

    0
    2021年07月25日

    Posted by ブクログ

    冒頭の海の描写からワクワクして一気に読み終えた。母はとことんカッコいいし、父はいきなりとんでもないことになっちゃうし、史実を基礎にしながらも随所で著者の想像力が炸裂している。そして、その創造部分が何より活き活きとしていて爽快!

    これを読んでから史実に触れる方がワクワクするだろう。ドラマ性に溢れたエ

    0
    2021年07月04日

    Posted by ブクログ

    先日読んだ『熱源』がなかなかだったので、もう一冊。
    日本では近松門左衛門作の人形浄瑠璃『国性爺合戦』で有名な鄭成功。中国人の父・鄭芝龍と日本人の母・まつの間に生まれた鄭成功は、清に滅ぼされようとしている明を擁護し抵抗運動を続け、台湾に渡り鄭氏政権の祖になります。そんな鄭家二代の物語。
    歴史的事件の流

    0
    2022年02月09日

    Posted by ブクログ

    11月-12。3.0点。
    鄭成功の物語。産まれてから、明を復興させる戦い、晩年までを描く。
    スピード感あって読めるが、いかんせん馴染みのない人物だったので、頭への入りが弱めだった。

    0
    2021年11月15日

    Posted by ブクログ

    「天地に燦たり」、「熱源」と魂を揺さぶられた川越宗一氏の新作とあって、期待して読み始めた。前2作も被差別民や生まれつきどうしようもないものを背負わされた人々が、諸々翻弄されながらも懸命に生きる姿が印象的な作品だけど、今回も基本設定は似ている。舞台は日本から台湾、中国へと移り、江戸時代初期、中国では明

    0
    2021年08月22日

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