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神社がさびれて神様としての力が落ちた「キツネの神様」が、4年生の男の子、晴人を「ともの者」にして、お助け舟に乗って悩める人たちの夢の中におじゃまします! ――ちょっと胡散臭い感じの神様と晴人の絶妙なやりとりと、どこにつれて行かれるかわからない予想のつかない展開にわくわく! そして、温かい余韻が心に残るファンタジーです。岡田貴久子独特のかわいた文体が、不思議な浮遊感を味わわせてくれます。
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Posted by ブクログ
ねている間に神様の手つだいができて、その人の夢の中では、人間の晴人がきつねに変わったり、夢の中のことが明日になると現実にあるので、とても不思議でその話の中に実際にいるかのような感じになれます。
とってもいいことが続いたから、晴人はふるぼけたお稲荷さんにお礼を言った。ついでに「これからもよろしく」ってお願いもした。すると、ヘンなおじさんがやってきて、「なんじのねがいはかなえられた」なんていう。そのおじさんは、あのお稲荷さんの神様、キツネが化けていたんだ!どういうわけか、キツネの神様の助手とし...続きを読むて、願いをかけた人の夢の中へでかけることになった晴人はを待っていたのは…。調子のいい、ちっとも神様らしくないキツネが面白い。人の願いもいろいろ、難しそうなことでも、結局自分でなんとかしなきゃね。神様がしてくれるのは、ほんのちょっとだけ背中をおすこと。
森山晴人は虹ヶ丘小学校4年生。お父さんお母さんと高2のお姉ちゃんと一緒に、虹ヶ丘団地に引っ越してきて1ヶ月。 今日はなんだかついてる、と思った晴人は、川っぷちの古びた商店街のアーケードにある小っぽけな祠・稲荷大名神にお参りをした。グミをお供えして、「神さま、サンキュー」って。 すると、見たこともない...続きを読むくたびれたスーツの灰色の髪のおじさんが晴人を訪ねてきた。おじさんは実はキツネで、土地神さまだという。 そして晴人に、神さまの仕事の手伝いをして欲しい、という。 手伝いとは、夢の中で宝船みたいなお助け舟に乗って、誰かのねがいを叶える手伝いをするのだ。晴人はキツネとなって。 善哉善哉〜 って、食べ物のお善哉ではなく、「素晴らしい」との意味で使われています。
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