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微分方程式は、自然現象、社会科学的現象、工学的現象等の記述・解析に広範に用いられている。本書は、微分積分学を修得した理工系学生に向けて叙述されたもので、定評あるテキストとして名高い。この本の特徴として次の五つが挙げられる。1、多くの例、それに伴って発生する問題を、多岐にわたって記述。2、行列演算を積極的に用い、行列の指数関数についても活用できるように配慮。3、解の定性的研究について、明確な方向性を提示。4、古典的な複素領域における微分方程式にも言及。5、計算困難な関数形を、多数の図版で視覚化。演習問題も多数収録。
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標準的で分かりやすい入門書
今となっては内容的には標準的な入門書だと思いますが、1977年に書かれた時点では画期的な本だったと思われます。同様の内容の笠原晧司先生の微分方程式の基礎が1982年の初版ですし、笠原先生の本には複素領域における微分方程式の理論がありませんから、文庫本でこの内容があるという事で入手する価値はあると思い
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