ひめゆりの沖縄戦 一少女は嵐のなかを生きた

ひめゆりの沖縄戦 一少女は嵐のなかを生きた

924円 (税込)

4pt

半世紀前,一○代の少女たちが戦争の中を生きた.「飯上げ」,壕掘り,傷病兵の看護.危険な激務は彼女たちを,死の危険にさらした.壕での生活にはじまり,南部への逃避行を経て,ついに最南端まで追いつめられていく.ひめゆり学徒隊の一少女の目を通して,沖縄戦の実相が浮き上がる.戦跡ガイドつき.

...続きを読む

ひめゆりの沖縄戦 一少女は嵐のなかを生きた のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月09日

    終戦直後、遺族の保護者らに責められ、生き残ってしまったこと、また自分たちが信じていた教育が全く間違っていて、自分の全てを否定されたように感じ、学徒隊であったことを後ろめたく感じているというところが最も印象的でした。


    日米の戦争ではなく沖縄県と日本軍の戦いだった沖縄戦。住民を巻き込んだ唯一の地上戦...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月07日

    詳細な地図や写真と共に、時系列にそって日記のようにひめゆりの方が語っている。
    事々刻々とひどくなる日々がよくわかる。生き残ってしまったという自責の念もあり、なかなか実際のところがいままで明かされていなかったこともわかった。

    0

    Posted by ブクログ 2018年09月15日


    教室に置いておきたくて、あえてジュニア新書。
    沖縄戦に高い関心を示す生徒たちが多かったから、だれか手にとってくれるかなと。
    これなら中学生でもすいすい読める。
    しかし、読めば読むほど、あの戦争の不条理さが募る一方だった。

    著者は、ひめゆり学徒隊として地獄を生き抜き、その後、40年間の教員生活を送...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年11月04日

    ゲリラ戦に持ち込んで住民を巻き添えにし、時間かせぎをする方針を立てた事は、全く情けない。本当に何のための軍隊だったのか。こういうことを最近の日本国民は忘れかけている気がしてならない。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月19日

    生と死が隣り合わせ。あと1秒早く壕を出ていたら、あと数メートル後ろに居たら、目の前の爆発や空から降り注ぐ爆風と破片に四肢をもぎ取られ、頭を吹き飛ばされ、お腹から臓物を飛び散らし無惨に失われていく命。それでもなお、爆発でできた穴に横たわり、流れてくる雨水とも血とも解らない水分を啜り、這いつくばって生を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月22日

    一瞬一瞬の行動が、生死を分けた沖縄戦。

    何の罪もなく、ただただ生きたいと思いながら亡くなっていった県民。

    学生と呼ばれる世代の女性が〝ひめゆり〟として、負傷した兵士の治療をしていた。ノミが体中から溢れる兵士を。臭い思いをしながら、ひたすら。
    ガマの外に一歩でも出れば、砲丸に当たる危険がある中、生...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月20日

    当時を思い出し、書いたり語ったたりするのも相当に辛いことなのだ
    ろうと思う。それでも、ひめゆり学徒隊の生き残りである女性たちは
    自らの体験を書き、語り、後の世代に戦争の惨禍、そして平和の大切
    さを伝えようとした。

    心を引き裂かれ、血の出るような思いで書かれたり、語られたりした
    ことを、私...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月21日

    職員旅行で沖縄に行くことになり、せっかくなので事前に知識を詰め込んじゃおうと読み始める。

    沖縄戦を知らない日本人、多いんじゃないかな?

    森山良子さんの「さとうきび畑」という歌の歌詞が、沖縄戦争のことを歌っているのを初めて知る。

    戦争は悲劇しか生まない。
    戦争のない世界がくることを願う。

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月11日

    沖縄旅行に行く前に。


    比較的読みやすい文体なので小学校高学年位の人にオススメかもしれない。

    日本だけのことではないけれど、こういうことがあったということは、忘れられるべきではないと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2011年09月23日

    今となっては伝聞でしか想像できない戦争、そして沖縄戦だけど、これはその当時の様子をリアルに語ってくれている。
    唯一、日本の大地で行なわれた戦争。男と同じく戦場に出され、男よりすさまじく、むごたらしい戦火を過ごしたひめゆり部隊の少女たち。

    戦争は絶対にあってはならない。

    0

ひめゆりの沖縄戦 一少女は嵐のなかを生きた の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波ジュニア新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す