官能美術史 ──ヌードが語る名画の謎

官能美術史 ──ヌードが語る名画の謎

935円 (税込)

4pt

3.8

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恥じらいながら、生まれたばかりの透明な素肌を露にする愛の女神ヴィーナス、恍惚としてひとり横たわるマグダラのマリア、近代をとりこにした東洋の女奴隷たちの妖艶な姿態―西洋美術の世界を彩る美しいヌードが大集結。性のモラルの厳しいキリスト教社会で裸体を描くことがどうして可能だったのか? その多くが神話や聖書を題材とするのはなぜか? ボッティチェッリ描くヴィーナスのお腹が膨らんでいるわけは? いくつかの鍵を用いて読み解くと、魅惑的な姿に秘められた謎があざやかに浮かびあがる。カラー多数。200点以上の図版とともに楽しくアートの世界へ誘う極上の美術案内。

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官能美術史 ──ヌードが語る名画の謎 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年08月11日

    借りたもの。
    文庫サイズながらカラー図版を多く掲載し、西洋美術史のヌード表現の変容、主題解説、鑑賞のポイントを紹介している。
    読んでいるとそこに一貫して流れているというべき官能表現――性愛の歴史――に魅了される。
    「愛」という抽象概念(性愛、精神的な愛、禁断の愛)の体現から、強姦、浮気、不倫、売春の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月06日

    あまり美術館ではまじまじと見れないようなヌードの絵画を多数取り扱った本。

    官能・ヌード≒女性となるのは長年美術界が男性によって支配されてきたこと、そして神話・宗教においても男尊女卑であるが故なのだなぁと思う。そういう意味でも興味深く読むことができる。

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    Posted by ブクログ 2015年01月24日

    DVDや写真のお手軽さが、いかに官能と美術を引き離したかが良くわかる。構図を工夫、じっくりデッサンし、習作を重ね膨大な時間をかけ手仕事で産み出した絵画には、芸術を超えた?エロを感じる。

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