われら滅亡地球学クラブ

われら滅亡地球学クラブ

784円 (税込)

3pt

3.4

地球が滅ぶまで110日。教師は次々失踪し、授業は自習ばかり。そんな中で、今しかできない何かを見つけ実行する。それが、「滅亡地球学クラブ」。部員は自由奔放な部長・玉華、彼女を静かに見守る碧、クールでマイペースな刹那の3人だけ。哲学好きの新入生を勧誘するも断られ......。大人になれない。夢も叶わない。それでも、僕らは明日を諦めない!

...続きを読む

われら滅亡地球学クラブ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ほのぼのとした勇気と安らぎを貰ったような気分になるけど、実は結局どこにも救いのない終末小説。

    否定され、苦しみ、もがき、ようやく得た仲間を前に、怯えながらも必死に前を向く玉華が痛々しくて泣けてくる。滅亡地球学クラブの部長は、未来を決して諦めない。だから、明日もきっと楽しいことがいっぱいの一日になる

    0
    2022年11月06日

    Posted by ブクログ

    終末青春小説ですね。
    天体衝突による終末ものは定番ではありますが、定番ゆえの味わいというものがあります。この場合終わりがきっちり決まっていて、かつ避けられないというのがいいです。主人公たちは終わりを受け入れつつ生への渇望を捨てられない。日常を繰り返しつつ、ちゃんと死のうとしてる。この辺の心情の描き方

    0
    2021年08月20日

    Posted by ブクログ

    地球が滅ぶまで残り110日、そんな中で今しかできないことをやろうとする中高生4人の話。絶望しかない中で、滅亡前だからこそ出来ることをする4人みたいに、楽しげな最期を私も過ごしたくなる。生き残るために抗おうと思わんけど、楽しい最期のためには抗いたい。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    10代4人のなんとも言えない関係性が最初モヤモヤして、本当は心の中がわからない。
    だけど、地球滅亡の日が近づいて来るにつれ、だんだんとそれがさらけ出す、出さざるをえなくなってくるのがいい。

    若いときって時間は永遠に続くように無意識に思ってるところがあるけど、それを考え直すいいきっかけにはなるかも。

    0
    2021年11月10日

    Posted by ブクログ

    地球滅亡までのカウントダウン中の物語。
     今、コロナ禍といわれる中での何とも言い難い閉塞感ややるせなさやウツウツとして雰囲気に通じるものがあって青春時代にある人達の切なさや悔しさに想いを馳せずにはいられなかった。
    終焉が見えていようと、見えないままであろうとも、生きることは変わらないのだなと思った。

    0
    2021年04月30日

    Posted by ブクログ

    地球が数年後に星と衝突して滅亡するというニュースが飛び込んだ。公式に発信されたということもあり、各地で暴徒化し、世界は大混乱。そして現在、滅亡まで110日。ある高校では教師が次々失踪、自習ばかり。そんな状況だが、ある部活は元気に探求している。その名は、「滅亡地球学クラブ」。終わりを迎えようとも、今し

    0
    2021年04月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地球に妖星デルタが衝突し、滅亡するまであと110日

    暴動がおこり、情報は統制され、混乱する世の中
    先生も次々と失踪し、自習の授業が増え続けるとある高校
    滅亡地球学クラブのメンバーは
    地球滅亡まで各自のやりたいことを探し、活動を粛々とこなしていく

    妖星の観察 ピンホールカメラを使い巨大写真を撮る

    0
    2022年11月28日

われら滅亡地球学クラブ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

向井湘吾 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す