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Posted by ブクログ 2022年02月10日
久しぶりの柳田國男。
読み物というより、タイトルの通り本当に辞典。
何か掘り下げたいトピックがあったらそこに書いてある地域の文献を見ると良いのかも。
帯の煽り文句は「創作勢、最高のネタ帳!」たしかにホラー系統のインスピレーションが湧きそう。
現代仮名遣いに直してあるので、通勤と朝の読書時間で2日で読...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月18日
昔の人間は生きるのに必死だったんだなと。不作になれば死ぬし、怪我しても死ぬし、病気になれば原因不明で死ぬ。お産も命懸けだったし。
科学のなかった時代に、死という現象にあれこれ理由と原因を考えて試行錯誤した努力が垣間見える。
火の禁忌が面白かった。
火というより竈門で煮炊きしたものへの禁忌?はよもつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月18日
忌(いみ)について、日本各地の風習、奇習を集めた事典。
ところどころ、拾い読みをしていると、現世とは別の不思議な世界へと誘われるような気分になる。一つ、拾い読んで見る。
「首切り石」以下抜粋
伊勢の三重郡では、縞の入った石を首切り石というのは、形から思い付いた名のように思われるが、これを拾うと首が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月14日
面白かった事例をメモするとキリがないので、我が郷土に関する部分だけを記録する。いつか、話のタネになるかもしれない。
〈忌を守る法〉
・「金忌(カナイミ)」阿哲。春分に近い戊(つちのえ)の日を地神の祭日とし、農耕は休み、鋤鎌などの金物を一切使用せず。
・備中真鍋島では、忌小屋に女が入ることを山上がり...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月11日
81冊目『禁忌習俗事典 タブーの民俗学手帳』(柳田国男 著、2021年3月、河出書房新社)
民俗学の父・柳田国男が1938年に刊行した『禁忌習俗語彙』を改題、新字新仮名としたもの。
キャッチーな書名からは想像もつかないほどに難解で、その上文体が古いのでとにかく読みづらい。
本書に収められている習俗は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月05日
禁忌について収集した本なので、当たり前なんですが、やってはいけないこと、避けるべきことばかりが載っていて、読んでいると興味深さよりも窮屈で息苦しい気分に。
今と医療の状況が異なる上に、どうしてそうなるかが不明で、何かというとモノノケの類の仕業だったりしていた時代だと仕方がないのかもしれないのですが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月29日
日本各地の「忌」を集めたタブーの事典。
葬式と出産という正反対のことが不浄のものとして2大タブー視されているのが面白いと思った。とにかく血に関することは穢れとして遠ざけられていたらしい。月経中の女性が家とは別の小屋に軟禁されていたというのもかなり闇深い。その他、忌まれる場所、忌まれる方角、忌まれる日...続きを読む
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