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すべてを「ウザい」の一言で済ませてしまう大学生。「いまのお気持ちは?」以外に聞くことができないマスメディア。問題が勃発するたびに口を閉ざす政治家……。日本社会の停滞は、言葉が圧倒的に足りないことが原因なのでは?
こうした閉塞感を打開するべく、「豊かな言葉とたくさんのおしゃべりこそが、これからの日本を救う」と一人のセンセイが立ち上がった。
教育現場、会社、メディア、国会など、さまざまな例をあげながら、日本の現状と未来について語り尽くす。言葉の問題をとおして考えた〈現代日本論〉。
Posted by ブクログ 2016年05月18日
言葉で丁寧に伝えることを放棄し出すと、途端に人間関係は薄っぺらいものになっていくと日々感じる。
でも、言葉を紡ぐ訓練って大人になってからなかなか身に着くもんじゃないよな〜とも思う。一生懸命こちらが言葉を紡ごうと努力した時に、それにに対して反応が薄くて言葉が返ってこないとがっかりすることも多いけど、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月10日
「ウザい」「びみょー」などの説明不十分な"幼児語"を捨てて、自分の意見を"たくさんの言葉を用いて"説明するべきだ、と著者は説く。
第一章では、今日の大学生、大人がいかに言葉を操れていないかを指摘する。この時点の話はレベルが低すぎて笑ってしまった。これほんまかい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月28日
体験から得られる感覚の素晴らしさに興奮し没頭していた幼少期。小中学生の頃は、特別イベントがない限り地元で日々を過ごし、友達と話すにも多くの前提環境を共有して少しの言葉で話した。感覚を言葉にして共有する必要性も薄く、言葉より感覚だ!と極論に達していた日々。ごめんなさい、言葉さん...私が間違っていまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月28日
日本人にしかできない〜 からのリファレンス。
話が長くてウゼェと思われたり、周りを巻き込めなくてダサいと思われるの、嫌だから黙って過ごして疲れますよね。でも、抑えるのに疲れるのではなく、正反対に「何でそう思うか」お互い徹底的に知ろうとして疲れようという一冊。多分、上期トップ。
色んな例が取り上げ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月15日
ひとつの事実に対して人それぞれの真実が宿る。マスメディアによって踊らされる情報は受け手側の真実へと洗脳する。それほどメディアの力は強く、私たちが峻別するリテラシーの熟練度は学校教育にまで遡る。"真実はいつもひとつ" と豪語するコナン少年はホラ吹きの第一人者であり、初めの関門として...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月31日
サッカー選手のパフォーマンスと言葉の関係を結びつけて論じたあたり、わかりやすくて面白かったな。なるほど、と思う。言葉にするって、実生活をふりかえってもたいへんなことで、ナチュラルなままでそんなに豊富な言葉がでるわけじゃないんだよね。訓練とか知識が必要、というかね。それをただ単にインテリの繰り言とする...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月07日
確かに最近、言葉が粗末にされているように感じる。
それには学校教育のまずさも原因のようである。
そして、著者も言う通り、最近の日本語の歌の歌詞の酷さ。
それは私も以前から思っていたことである。
最近の歌の「そのまま」を歌った情緒ゼロの歌詞の多いこと。
薄っぺらくて仕方がない。
それが分かる人には、言...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月22日
若者同士の会話で登場する「マジで」「ヤバイ」「っていうか」から、インタビューの際によく耳にする「いかがでしたか?」「どんな気持ちですか?」「一言お願いします」といったような画一的な言い回しや言葉のパターン化。こうした現代社会の言語状況に警鐘を鳴らした現代言語論。
中身の無いなぁなぁな意見でその場を...続きを読む
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