愛さずにはいられない(新潮文庫)

愛さずにはいられない(新潮文庫)

1,155円 (税込)

5pt

4.0

1960年代後半。芳郎は東京で下宿生活を送る高校生だ。酒や煙草、夜遊びに耽る毎日だが、その心には母への憎悪が深く影を落としていた。童貞を捨てた彼は性にのめりこみ、やがて運命の女、由美子に出会う――。無軌道な少年時代と実母との確執とを赤裸々に描き、「この作品こそ自分自身」と著者に言わしめた唯一の自伝的作品であり、遺された数多の作品世界の原点ともいうべき特別な長編小説。(解説・小池真理子)

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愛さずにはいられない(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者の自伝? 田舎から東京に出て下宿して、ひたすら飲んでナンパして…という自堕落な高校3年生。あるとき出会った由美子という女の子にのめり込み、一緒に暮らすようになるが…
    さすがに高3でこれはすごいなあ。60年代くらいの青春だろうか。
    作者も由美子も別々の形で気持ちが欠損しているようで、互いの気持ちを

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    小池真理子さんの亡き夫との日々を綴った月夜の森の梟を読み、ご主人藤田宜永さんの作品に興味持ちました。自伝的小説とされるこの作品をまず手にとり読みました。福井から16歳で上京し下宿生活。学校は二の次でお酒、タバコ、女遊びとご自身も自覚していたようですが依存症。実母との確執、同郷の年上の女性との恋が描か

    0
    2023年11月13日

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