免疫は発酵食品でぐんぐんあがる――コロナ、インフルに負けない自己免疫力のつけ方

金城実 / 作間由美子

【内容紹介】
「新型コロナウイルス感染症」という、未知の感染症が登場したことにより、「免疫」「発酵食品」が注目されています。
本書は「粘膜から始まる免疫システム」に着目。
粘膜のバリア機能を維持・向上させ、粘膜で戦う免疫細胞のパワーを高めるために私たちが普段できること「免疫力アップの習慣」と、「発酵食品をとることの有用性」を紹介。

【著者紹介】
[著]金城実
東京生まれ。医学博士、一般社団法人日本予防医療協会代表理事。
岡山大学医学部卒業後、麻酔科に入局。ニューヨークのアルバート・アインシュタイン医科大学に留学し、医学博士号取得。帰国後、岡山大学医学部附属病院麻酔科病棟医長として最先端のテクノロジーを駆使した治療に携わる。1996年、予防医療の実践のために大学病院を辞し、独立。
2003年に（株）MDジャパンを設立。「医者がすすめるメディカルダイエットプログラム」を研究開発。予防医療プログラム「Dr．セルフチェック」を開発し、企業や病院、フィットネスクラブなどを中心に展開。2011年より予防医療的な視点から企業への健康経営の提案を開始。2014年、実践的予防医療の人材育成のため日本予防医療協会を設立。

[著]作間由美子
発酵マイスター・発酵プロフェッショナル
福島県出身、ホテル業界で飲食に携わりながら、ライフワークとして「学びたい人の学びたい時のための『校舎のない学校』」を有志と設立。
そこで著名な方々を講師として招きながら食文化を楽しく身につける場を作る。
「HBR（日本ホテル・レストランサービス技能協会）認定サービス技能2級」、「日本ソムリエ協会認定ソムリエ」を取得。

【目次抜粋】
第1章 予防医療の専門医が実践し続けていること
感染症にならない体づくり／感染症の仕組み／日常のちょっとした改善で感染症を遠ざける
第2章 1日1食は日本食を
「伝統的な日本食をとる」／ウイルスを侵入するのを阻止するためには粘膜バリア機能の強化
第3章 「発酵食品」であなたの健康を守る
食べたものは必ず栄養になっているのか／発酵食品は栄養が取れる状態にすでになっている／発酵食品とは、発酵食品の種類／発酵食品で腸内環境をよくする／アンチエイジング
第4章 発酵食品の取り入れ方
調味料としてとる／飲んでとる／小鉢でとる／おつまみでとる
第5章 風邪をひかない医者が実践しているミトコンドリアを増やす運動とストレスコントロール
テレビを見ながらでもできる「腕降り体操」／しなやかな血管を保つ「バンザイストレッチ」／座るより立つ、立つより歩く／湯につかる／作り笑いでも効果はある

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 暮らし・健康・美容 / 健康・医療
• 出版社: プレジデント社
• ページ数: 188ページ
• 電子版発売日: 2021年03月03日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

➖本書のポイント➖
❶カサカサ肌、口が渇く、口臭が気になる
→粘膜のバリアが弱っているサイン対処しよう
→腸内細菌を良くする食べ物を食べよう
❷体の中の「おまわりさん」を活性化させるには
→高い体温とビタミンが必須である
→温かい飲み物を飲んだり、豚肉やニンニクなどの食品を摂ること
❸発酵食品のポイント
1.消化・分解・吸収されやすい
2.栄養が豊富
3.腸内環境を良くする
4.おいしい
➖メモとアクションプラン➖
・うなぎあれば卵などの動物性食品には、vitamin Aとタンパク質が多く含まれている。またモロヘイヤや人参、ほうれん草等の緑黄色野菜には米ところ、多く含まれていて必要に応じてデータカロテンからvitamin Aを作り出す。これらの食品を積極的に食べることで粘膜バリアを強化することができる。
・鰹節も発酵食品である
→荒削り節ではなく鰹節削り節と言われるものは菌が付着しているので良い。

[ブクログ · ★★★☆☆]

新型コロナ対策として免疫をつける手段として、発酵食品に的を絞って解説された一冊。感染症にならないようにするためのポイントは「粘膜バリア・免疫細胞の強化」「腸内環境の改善」であり、発酵食品によって腸内細菌を活性化させて腸内環境を改善することで、粘膜バリア・免疫細胞を活性化できる。タイトルに発酵食品が入っているだけに発酵食品については醤油・味噌・酢など、食品別に深ぼって詳細に語られる。聞いたことなかったレアな発酵食品もいくつかあり、試してみようと思った。