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第19回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品は、読売新聞記者が描く記者vs.カラス! 日本新聞社会部・環境班の権執印(ごんしゅういん)は、カラスが人を襲う件数が増加していることに気づいた。取材を重ねると、カラスの変異はウィルスによるものだと説く学者もいる。権執印が、動物学者が狂暴化したカラスを目撃したという公園に赴くと、突如カラスの群れが襲い掛かってきて……。新聞社勤務の著者が圧倒的リアリティで描く、読み出したら止まらないバイオ・サスペンス!
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Posted by ブクログ
カラスは頭が良く、色んな画像で頭の良さがわかります。この小説は完全にSF物かと思いました。私自身も悪い奴をカラスに襲わせる事を想像した事も有るくらいです。そういう意味でも面白く読めました。
カラスが人を襲う事件が続いていることに疑問をいだき調査を始めた新聞記者という流れだが… カラスは賢いから眼を合わせると付き纏われそうというイメージだった。 カラスが「悪」と決めつけるのは…で。 結果、誰がと言うと全ては「人」 コロナ禍の現在にウイルスを絡めてきたので複雑な恐怖感だった。
第19回このミスの「隠し玉」と言う位置づけで出版された作品。 カラスが人を襲うようになり、そのカラスに襲われた人が鳥インフルエンザに罹り、亡くなるという事例が多数発生する。 少し前からカラスが狂暴化していることに、注目していた新聞記者2年目の権執印は、事前に知り合っていた大学の研究者たちに独自の取材...続きを読むを続け、個人でスクープを狙おうとするが、いつしか権執印自体が尾行されたり、脅迫されたりするようになる。 2年目の記者の割にはふてぶてしい主人公に好感が持てない。主人公の同棲相手のハリーポッターマニアの設定の意味も分からない。 ただ難しいウイルスやゲノムなどの説明は理路整然として、分かりやすい。 何だか全体的にちぐはぐした印象の文章なのだが、解説を読んで納得。 現役のベテラン新聞記者が書いた小説なのだそう。 ノンフィクションの作品は何冊か刊行されていて、これが小説デビューとのこと。 今の世の中、何かと注目されがちなバイオサスペンスとしては、いたって普通な感じ。 可もなく不可もなく、内容に無理もない。 そんな感じ。
あまり好みではありませんでした。 導入部分は、興味深い謎が出てきて、身近なカラスという題材も専門的に突き詰めているところが面白いなと思いました。でも、読み進めていくうちに、謎が増えたり、真実が分かってきたりする過程で、何となく上滑りしている感じがして、あんまりおもしろいなという感じはもてませんでした...続きを読む。 すごい魅力的な主人公が出てくるわけでもなく、大掛かりな犯罪組織が絡んでるわけでもなく、こじんまりとした印象でした。何より、同性相手の女性に魅力がない。ハリーポッター好きなのはいいけど、それが何?って思ってしまいました。いるか?その設定。
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