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この場所を明かした者は死を覚悟すべきである――。生意気な新入り《ラップ小僧》、殺人の前科者《縮れ男》、ゴミ箱で発見された捨て子《マカク》……。アマゾン最深部にある非合法の金鉱山は、「掟」に従うならば、どんな人間でも受け入れる。泥に塗れ黄金を探す男たち(ガリンペイロ)の虚栄と嘘、微かな真実。NHKスペシャル、待望の書籍化!
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Posted by ブクログ
リオの貧民街より犯罪率が高い違法な金鉱山で、黄金に魅了される男たちを描いたノンフィクション。 黄金は小さくても高価な鉱物。1キロで400万円もする。当たったら一発逆転だ。でもその確率は五十年に一度。 ほとんどの男たちは夢破れて老いて死んでいくだけだろう。 違法で無法地帯な金鉱山なので、来る人も犯罪者...続きを読むや孤児など訳ありの人ばかり。 表紙のガリンペイロ(多分縮れ男?)がいい。眼光が鋭く、己の欲望に忠実な眼だ。 日本ではあんな眼をした人は見たことがない(暴力団にはいるかもしれない)。 実際彼らは食うのとテレビを見るのと女と寝るのくらいしか楽しみがない。 セスナで来た娼婦のことをブスだブスだと言いながらも持て囃すのが見ていて哀れだ。 昔の女を思い出して泣く日もある。 著者がインタビューで言っていた「悲しい獣性」とはこのことなのだろうか。 こういう客観的なノンフィクションもいいと思うが、やはり「ヤノマミ」のように、スタッフが原住民から嫌われ疎まれ、赤子を殺す場面をカメラに収めたスタッフが糞尿垂れ流しの酷い精神状態になってしまった、あの没入感が今作にはなかった。不憫だけど、あれぞドキュメンタリーでありマスメディアが持つべき精神だと思う。ガリンペイロでもそれを期待したが、詩的な描写が多く見られ、主体がなかった。でも十分面白い。
30% ってな事で、国分拓の『ガリンペイロ』 ブラジルの秘境の地、即ち無法地帯の金鉱山で金を採掘する男達をガリンペイロと呼ぶ。 そのガリンペイロ達は殺人者、ヤク中等の犯罪者や素性の知れないならず者ばかり。 そんなガリンペイロが一攫千金を求めるノンフィクション話...続きを読む。 なんじゃけど、わし的にはノンフィクション感はあまり感じ無く、題材に対しては綺麗過ぎる内容じゃったかな こう言うアンダーグラウンドな話はもっとディープな驚きや恐怖を期待してしまうからじゃろね 一攫千金には足りんけど、昔、親が買ってきたスクラッチクジを削ってたら100万円当てた事があったんよ‼️ ガリンペイロは金鉱主から掘り当てた金の30%を貰えるが、この時のわしは3%しか貰えなかった… そんなわしはガリンペロリス…… 2022年15冊目
ノンフィクションなのだけど、どこか小説を読んでいるような不思議な感覚にとらわれる。あまりにも自分の住む世界と違うからだろうか。。。
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