グレゴワールと老書店主

グレゴワールと老書店主

2,200円 (税込)

11pt

3.9

老いた元老書店主は朗読を通して青年を読書へと誘う。老人の読書案内は、そのまま人生の道案内でもあった! 本と友情、本と愛情……本は人と人を結び合わせる。老人介護施設で働き始めた18歳の落ちこぼれ青年グレゴワールは、本だらけの居室で本に埋もれるように暮らす元書店主のピキエ老人に出会い、まったく無縁だった本の世界に足を踏み入れる。体も目も不自由になってきているピキエ老人に朗読をするのが日課となり、それは他の入居者たちにも波及する。ある日はサリンジャー、ある日はラブレー、ある日はアレッサンドロ・バリッコ……。そして、二人は下水管を通して発禁本の朗読を希望者にこっそり聞かせるイベントまで企画する! 青年は本のソムリエのような老人の案内に従って様々な本に出会い、その魅力に取り憑かれていく。

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グレゴワールと老書店主 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『人を惹きつける朗読力・本のソムリエと共に…』

    元書店主で老人ホームに入居中のムッシュー・ピキエと、ホームに勤める若者グレゴワールは、本と朗読を通じて交流を深めていく。老人の読書案内、チャレンジしてみようかな…


    ・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』
    ・モーパッサン『装い』『トワーヌ』『ベロム

    0
    2021年11月09日

    Posted by ブクログ

    本とは縁のなかったグレゴワールが、老人施設でムッシュー・ピキエと出会い、本とも出会っていく。
    ムッシュー・ピキエのための朗読会は、広がりたくさんの人々に喜びを与え、何よりもグレゴワールが変わっていく。
    人生を重ねた人がそれまでの得たものを若い人に手渡していく、そんな繋がりが好きだ。
    ムッシュー・ピキ

    0
    2021年08月11日

    Posted by ブクログ

    面白かった。好きなものは好きでいい。生きていれば、それなりの苦しさや物悲しさはあるけれど、それでも人は生きていくし、好きなものが支えになる。人と人とのつながり、然り。まだまだ読んでいない本、知らない世界がたくさんあることを改めて知らされる。とても良い作品に出会えたなぁと思う。読んで良かった!

    0
    2023年01月19日

    Posted by ブクログ

    老いた書店主が朗読を通して人生を教えた若者に
    自分がやりたかった旅を依頼する。
    老人は自分の死が近い事を知っていた。
    落ちこぼれの若者が成長していく物語。
    老人の骨が本の中に、、、。

    0
    2021年06月16日

    Posted by ブクログ

    グレゴワールはバカロレア(高校卒業資格)も取れず、コネで入った老人ホームで調理場の下働きとして働いている。そのホームに三千冊の本と一緒に入居している元書店主のムッシュー・ピキエ、体も眼も不自由になって本を読むことができないピキエのために、グレゴワールは本を読んであげるようになる。老書店主は、グレゴワ

    0
    2021年03月28日

    Posted by ブクログ

    本を介して老人心を通わせていく、落ちこぼれの青年の成長を描いた一冊。
    映画を観るように読み進めました。

    0
    2023年09月22日

    Posted by ブクログ

    高校を卒業したもののバカロレアに落ち、母の伝手で老人ホームの厨房の職を得たグレゴワール。入居者の元書店主ピキエと親しくなり、病気のため本が読めない彼のために本を朗読することになる。本書がデビュー作の著者は朗読家と紹介されている。職業なのかボランティアなのかわからないが、そうした経歴が本書の下敷きにな

    0
    2021年03月31日

    Posted by ブクログ

    軽い調子で書かれている(翻訳されている)が、意外と高齢者施設の本質を描いているのではないかと思わせる作品でした。

    高齢者施設で働く本を全く読まない少年が、本好きの老人と大人になっていくお話。

    そんなにハッピーでもそんなに暗いわけでもない、あり得そうであり得なそうな不思議な気持ちで読み終わりました

    0
    2021年03月03日

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