世をへだてて

世をへだてて

1,540円 (税込)

7pt

3.0

六十四歳の晩秋のある日、いつものように散歩に出かけようとして妻に止められ、そのまま緊急入院。
突然襲った脳内出血で、作家は生死をさまよう。
父の一大事に力を合わせる家族、励ましを得た文学作品、医師や同室の人々を見つめる、ゆるがぬ視線。
病を経て知る生きるよろこびを明るくユーモラスに描く、著者の転換期を示す闘病記。
生誕100年記念刊行。


目次

夏の重荷

北風と靴
大部屋の人たち
Dデイ
作業療法室
同室の人

単行本あとがき
著者に代わって読者へ
解説 島田潤一郎
年譜

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世をへだてて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月01日

    岸本佐知子さんのおすすめにあったので。
    闘病(?)エッセイ。溝口とか虎の門とか、知っている地名がいろいろ出てきて親しみがわく。
    PTとかOTってこういうことしてるんだな、というのが詳しくわかって面白かった。逆に言えば、お手玉をつかんで運ぶことができなくなる、というのが麻痺なのだ。
    目線が温かくて優し...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年06月23日

     庄野潤三さん、1985年、64歳の11月13日、靴を片足だけ履いて散歩に行くのを妻に止められ、脳出血で緊急病院に。12月2日リハビリ専門の病院に転院し、12月27日杖なしで退院。その間の様子を語ったエッセイ。「世をへだてて」、1987.11刊行、2021.2文庫。著者は、85歳で2度目に倒れ、つい...続きを読む

    0

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