方丈記 不安な時代の心のありかた

方丈記 不安な時代の心のありかた

1,584円 (税込)

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3.0

『方丈記』は、災害に対する都会の脆弱さ、庶民を顧みない政治のあり方、そして人々の記憶の風化現象を指摘するなど、いつの時代でも通用する視点で物事を捉えています。
予想もできない災害が続く昨今に通じる部分も多く、また困難に見舞われたときに読み継がれてきた書です。
800年の間日本人に読み継がれ、ときに勇気を、ときに諦観を、ときに安らぎを与えてきた作者・鴨長明のメッセージ。
長明が『方丈記』に込めたメッセージは、いまの時代を生きる我々に、多くの示唆や指針を与えてくれます。

【本書の目次】
第1部 『方丈記』とは
1.『方丈記』とは 『方丈記』の時代
2.鴨長明の生涯

第2部 現代語訳と原文で読む『方丈記』
・行く河の流れ-人の世も河の流れも無常なり
・安元の大火-すべてが灰と化す・人の営みはみな愚か
・治承の竜巻-すべてを破壊し尽くす天空の猛威
・突然の首都移転-とまどう人々、荒廃する都
・養和の飢饉-飢えに苦しむ民衆、想像を絶する惨状
・元暦の大地震-何より恐ろしき地震、つづく余震、そして風化する記憶
・無常の人の世-生きにくい世に生きる
・若いころの不遇と五十の春
・方丈の庵-山中の独り住まい
・庵での生活-四季折々の自然・気ままな暮らし
・男の子を友にし、野山に遊ぶ
・仮の庵もふるさとになり
・他人にたよらず、自分の手足を働かせる
・ただ、心の持ちかたしだい-執着心を捨てよ
・静かな暁に自問自答

第3部 『方丈記』に学ぶ-不安な時代の心のありかた-
・不安な時代を生きる極意-いま考える「無常」ということ
・執着を断つ!捨てる生きかた

付録 抄訳『発心集』

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方丈記 不安な時代の心のありかた のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    人と比べるということは、社会生活の中で必要とされることであるが、どこまでも切りがない。

    この本を読むと、いかに現代の競争社会が生きづらいか確認することができる。

    著者のモデルのように、独りで生きることも時にはあ厳しいと思うが、足るを知るという点からすると、共感できる。

    0
    2021年04月12日

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