ヴェルサイユ宮の聖殺人

ヴェルサイユ宮の聖殺人

1,980円 (税込)

9pt

3.8

1782年5月――ブルボン朝フランス王国が黄昏を迎えつつある頃、国王ルイ16世のいとこにして王妃マリー=アントワネットの元総女官長マリー=アメリーは、ヴェルサイユ宮殿の施錠された自室で刺殺体に遭遇する。殺されていたのは、パリ・オペラ座の演出家を務めるブリュネル。遺体は聖書をつかみ、カラヴァッジョ「聖マタイと天使」に血文字を残していた。そして、傍らに意識を失くして横たわっていたのは、戦場帰りの陸軍大尉ボーフランシュだった――。マリー=アメリーは集った官憲たちに向けて、高らかに告げる。「この方の身柄を預けて下さいませんこと? 私のアパルトマンで起きた事件です。こちらで捜査しますわ。無論、国王陛下の許可はお取りしますからご安心下さい」「俺は助けて欲しいと一言も言ってない! 」かくして、奇妙な縁で結ばれた、才女気取りのやんごとなき貴婦人と第一容疑者のボーフランシュ大尉は、謎多き殺人事件に挑む。第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作品

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ヴェルサイユ宮の聖殺人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史ミステリー読むのは好きだが書くのは一生無理だと思う。理由は必要な知識の膨大さ。
    宗教、音楽、服飾、料理、香水...。
    登場人物が多いのに誰が誰だかわからなくならないのもすごい。まあ、皆階級で呼ばれるからかもしれないが。これが全員日本の大学生で名字で呼び合ってたりするとお手上げw
    なんだかんだ言っ

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
    フランス革命前のブルボン朝を舞台にした、華やかな印象のミステリ。殺人事件現場に残された血文字、そして被害者にまつわるさまざまな疑惑。容疑者にされたボーフランシュ大尉と、貴婦人でありながら跳ねっかえりの印象が強いパンティエーヴル公妃のコンビが捜査を進め、事件の核心

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    面白かった!藤本ひとみファン、ベルばら好きなら刺さる1冊と思う。これがデビューとは、今後に期待大。ヒロインがマリー・アメリー(ランバル公妃)というのが良くて、史実を知っている読者に響く。後半、ちょっとやりすぎ感もあったが、それでもぐいぐい一気読みした。

    0
    2021年05月06日

    Posted by ブクログ

    事件が起きるまでが若干まどろっこしく、読むことを諦めかけた。でもその後は楽しんで読めた。続編も読みたい。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    ヴェルサイユ宮のタイトルに興味を持って読んでみた。まさにアントワネットの時代の謎解きもの。大量の参考文献も興味深い。

    0
    2022年02月24日

    Posted by ブクログ

    第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
    ルイ16世のいとこで王妃マリー・アントワネットの元総女官長マリー=アメリーはヴェルサイユ宮殿の自室で刺殺体に遭遇した。傍らに倒れていたのは元陸軍大尉ボーフラッシュで、彼と事件の謎を追うことになり…。知っている名前が出てくるので、歴史をある程度知っていれば

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!すごいコテコテのヴェルサイユ調の舞台で、公妃が血生臭いところのど真ん中で活躍するって新鮮。調というかそのままヴェルサイユ宮殿だけど。公妃のキャラも良いし、ルイ何世だか忘れたけど面白い。サンソン出てきた時、まじで?公妃が?と思って楽しかった。

    もちろんミステリとしても面白い。犯人は終わっ

    0
    2021年09月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フランス革命前のブルボン王朝を舞台としたミステリー。王族の女性自ら事件解決していく様が面白い。(実際は血とか見たら気絶してると思うけど…。)この時代設定のお話は好きです。しかし登場人物の名前が中々頭に入ってこなくて、登場人物紹介を何度も見直して読みました。貴族の華やかな部分も書かれ、暗部である拷問•

    0
    2021年06月25日

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