夜叉神川

夜叉神川

1,265円 (税込)

6pt

3.5

「ここは夜叉神川の上流。
両側に高い崖が迫る谷、聞こえるのは川の音と、山で鳴く鳥の声だけだ。」――『川釣り』より。

「昔、亡くなったおばあちゃんが教えてくれた。魂という漢字に鬼の字が入るのは、もともと人の心に鬼が棲んでいるからだと。」――『鬼が森神社』より

全ての人間の心の中にある恐ろしい夜叉と優しい神、その恐怖と祝福とを描く短編集。
「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼が森神社」「スノードロップ」「果ての浜」
夜叉神川の上流から下流へ、そして海へと続く全五話を収録。
野間児童文芸賞受賞後初作品

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夜叉神川 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これはホラー小説というのかな?
    人間の心には当然善と悪の部分があって、時々ふいに悪の部分が何かに引っ張られるようにして、見たくもない世界を垣間見てしまうことがある、という感じのお話だった。

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    ホラーを読みたがる子どもは多いが、子どもに勧められる内容とクオリティを兼ね備えたホラーはあまりない。
    しかし、これを読んでさすが安東さん!と思った。
    子どもの日常から離れず、それでいてゾッとするような人間の恐ろしさを垣間見せてくれる。

    「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼ヶ守神社」が良かった。
    「青い金魚

    0
    2022年01月02日

    Posted by ブクログ

    夜叉神川の周りで起こる、不思議で少し怖い物語。「川釣り」は読んでてゾクっとした。本当に怖いのは神様でも魔物でもなくて、鬼が潜む人なのかもなぁ。

    0
    2021年08月20日

    Posted by ブクログ

    ラストの波照間島の話が特に印象に残った。私も一度だけ行ったことがあるハテルマブルーの美しい島。ただ、沖縄には悲しい歴史がある。忘れないように、繰り返さないように、歴史は学ぶ必要があるなあと再認識。波照間島の話、結構怖かった。

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

     神と鬼とは表裏一体だと、昔、だれかに教えられた。
     善と悪も、表と裏では同じもの、魂という漢字に鬼の字が入っているのは、もともと人の心には鬼が棲んでいるからだと。
    (P.90)

    0
    2021年06月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夜叉神川…名前だけで背すじがゾクっとする。
    この夜叉神川の側に古くからある小さな神社・鬼ヶ守神社。ここに祀られているのは神様ではなく、なんと鬼。
    神と鬼とは表裏一体。善と悪も裏と表で同じもの。魂という漢字に鬼の字が入っているのは、もともと人の心に鬼が棲んでいるから。
    こんな怖い文章が続く短編集でちょ

    0
    2023年05月07日

夜叉神川 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    240ページ
  • 電子版発売日
    2021年01月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    7MB

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