男女平等はどこまで進んだか 女性差別撤廃条約から考える

山下泰子 / 矢澤澄子 / 国際女性の地位協会

日本が女性差別撤廃条約を批准して30年余．この間，批准した内容に沿って女性の地位や権利の向上は進んだでしょうか．そうとは言い難い現実をふまえ，条約の理念と条文の内容を身近なテーマやトピックスを入り口にやさしく解説し，家庭や職場，地域での課題を明らかにします．巻末には条約(対訳)．選択議定書を収録．

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 社会問題
• 出版社: 岩波書店
• 掲載誌・レーベル: 岩波ジュニア新書
• ページ数: 252ページ
• 電子版発売日: 2021年01月28日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★★]

男女平等はどこまで進んだか。山下泰子先生と矢澤澄子先生の著書。日本が女性差別撤廃条約を批准して30年以上が経っているのに、いまだに日本は女性差別社会、男女不平等社会のまま。世界では女性差別のない男女平等社会を実現している国が増える一方。女性差別の撤廃の努力が足りないと、日本はますます男女平等後進国になってしまいます。

[ブクログ · ★★★★☆]

女性差別撤廃条約を主軸に、男女平等（ジェンダー平等）や人権について学ぶことができる本。

ジュニア新書なので文章の表現が優しくて読みやすい。私は人文科学・社会科学系は苦手分野なので、一般的な本ではなかなか理解しづらいところがあったのですが、この本は理解の助けになりました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

まあ現在の公式・標準ジェンダー論が問題にしている表面的なところをわかりやすく書いている。参考文献や推薦図書にやばめのものがけっこう入っているのが気になる……ははは。大学1〜2回生ぐらいで、この標準見解の裏をよく考えていく、っていうのは悪くないかもしれない。