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教育機会の平等・均等路線の先で混迷を極める入試改革。著者はその状況に「繕われた公平さに意味などない」「世界で通用する大学やエリートを生み出せるのか」と警鐘を鳴らす。進学率が5割を超えて、最早エリートのためのものではなくなった大学はこの先どんな存在であるべきか? 未だ詰め込み型の「一発入試」に頼る大学に創造性ある学生を選ぶことはできるのか? 「公平」という呪縛から逃れなければ、大学に未来はない!
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Posted by ブクログ
「都市部の学生が優位」とか「親ガチャ」(=親の年収)とかの話かと思いきやそれは冒頭だけで、大半は国外との比較。国内で叫ばれる公平とはなんなんだろうかと考えさせられるとともに、米国とかドイツ、フランスの大学進学について学ぶことができた。章だてもすっきりしていて文章が読みやすかった。著者のほかの本も読ん...続きを読むでみたい。
<目次> 第1章 なぜ一発試験依存が進んだのか~大学受験の不都合な真実 第2章 入試罪悪論~なぜ「公平性」が求められてきたのか 第3章 変わるエリートと大学の姿~教育はどう変わったのか 第4章 世界で求められる大学の変容~研究はどう変わったのか 第5章 「大卒=非エリート」時代の大学論~何...続きを読むのための公平か <内容> 思ったほど新しい考えは載っていなかった。既存の話を裏付けた感じ。タイトルはもっと一発試験に「公平性」がない、と言うのかと思ったが…。知識偏重の件はあまり追及していない。まあ、大学への期待も変わったし、著者の言う、研究者の大学と実学の大学に分ける、という考えが妥当な所だろう。
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大学はどこまで「公平」であるべきか 一発試験依存の罪
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