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2020年夏、中国政府は内モンゴルの公教育からモンゴル語を排し、中国語を母語として押しつける決定を下した。なぜ中国は民族同化政策を採ろうとするのか。それを理解するにはユーラシア史の中でモンゴルを見る地政学的視点が必要だ。遊牧民の世界、チンギス・ハーンのモンゴル時代、イスラームとの関係、近代国家形成・民族自決問題、日本による植民地化、ソ連・中国による分断などのモンゴルの歴史の要所を明快に解説。そこから現在の内モンゴルにおける紛争の深層を照射する。
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Posted by ブクログ
「内モンゴル紛争 危機の民俗地政学 楊海英 ちくま新書 2021年」ウイグルに目が行きがちだが、内モンゴルのモンゴル族(人)も中国で虐げられているという話。モンゴルと宗教や、パンテゥルク主義思考(モンゴル、カザフ、ウイグル)、ソ連、満州国との歴史など非常に面白いが虐殺の数字の信憑性が疑問
2020年夏、中国政府は内モンゴル自治区の教育からモンゴル語を排除し、中国語を母語として押しつけることを決定した。香港やウイグルでの弾圧が注目を集めるなか、内モンゴルでの民族政策の実態とは? 主に元朝以降のモンゴルと中央アジアの歴史、内モンゴルで起こった民族紛争などから読み解く。 内モンゴル出身の...続きを読む著者は、一貫して中国(漢人)がモンゴル人を抑圧してきたという立場のため冷静に読む必要がある。(植民地だったモンゴルの宗主国として、日本は積極的にこの問題に取り組むべきだとする主張には疑問を覚える。) しかし、なじみの薄いモンゴルや中央アジアの歴史や内モンゴルでの民族政策を知るにことができるのは有意義。チベットやウイグルと同じように、内モンゴルでも漢人の入植・開発が進み、言語や文化が抑圧されているのは記憶しておく必要がある。 自国優位の中華思想は、遊牧民との戦いに負け続けてきたコンプレックスの裏返しだとするのは興味深い。
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内モンゴル紛争 ──危機の民族地政学
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