カタコンベ

カタコンベ

759円 (税込)

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あの事件から5年、ひとつの決意が闇に眠った殺人事件を呼び覚ます! ――水没するまでのタイムリミットは、約5時間。それまでに、洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ……。「もう同じ過ちは繰り返さない」。強い決意を秘めたケイブダイバー・東馬亮は、単身救助に向かう。大きな闇に包まれた洞窟には、5年前の事件の真相と、殺人犯が潜んでいた。第50回江戸川乱歩賞受賞作。
◎「作家にはまことしやかに嘘をつく能力が必要とされるが、その意味で、神山裕右は稀代の嘘つきである」<「解説」より>

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カタコンベ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『もう同じ過ちは繰り返さない』
    ケイブダイバー・東馬 亮(とうま りょう)は、強い決意を胸に秘め、行動を開始した。
    洞窟内の救助をテーマにした迫真のミステリー。

    5年前、自らのミスで、恩師とも言える大事な人物・水無月 健一郎を死に至らしめた東馬は、深い悔恨の情を抱き生きてきた。

    そして、新たに発

    0
    2019年10月10日

    Posted by ブクログ

    全体的にはスピード感重視の荒削りな作品、という印象で、読後感が重くないし適度にワクワクできるので簡単な読書にオススメです。
    ケイブダイバーを題材としたミステリーで、情景描写が巧い。鍾乳洞に入ったことのない人でも、文章から風景(真っ暗のはずなのだが)を想像することができるのではないだろうか。
    視点は三

    0
    2014年08月30日

    Posted by ブクログ

    舞台は地下洞窟。特殊なロケーション下で次から次に起こるスリリングなアクシデント。複雑に絡み合った人間模様が物語を掘り下げる中、刻一刻と迫るタイムリミットが緊迫感を一層高めます。
    前人未踏と呼ばれる地での不可解な出来事、そして閉鎖空間での闘い。この地下洞窟を機知と英断で無事脱出できるのか?。
    探検とミ

    0
    2013年12月12日

    Posted by ブクログ

    洞窟探索もケイブダイブも知らない世界だったが、迫り来るタイムリミットと明らかに居るだろう不明な犯人への焦燥感であっという間に読み終わった。
    洞窟で水没なんていう経験はないけど、とてもよく状況が書かれていて入り込めたなぁ。

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    洞窟という地下の閉鎖空間で起こる事件から、過去の事件に繋がっていく、ある程度予想つくオチではある。
    エピローグ的な所の物足りなさを感じたのは、それなりに感動し、ハラハラドキドキさせられたからかなと思う。

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    前人未到の洞窟に入った5人の調査隊が遭難。閉じ込められ救助は困難を極める中、雨が降り出し水没まで5時間しなかい。 その中に昔、自分のせいで死なせてしまった恩師の娘の存在を知り、助けに向かう主人公。 決死の脱出劇に10年前の殺人事件に絡む新たな危機が加わる。冒険物にミステリーが合わさり『ページをめくる

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    ケービングというジャンルを全く知らなったけど、細かい描写があったので洞窟の中の様子がよくわかったし、スピード感もあった。
    ミステリーとしては、「ああ、やっぱりね」っていう展開であることは否めないけれど、各登場人物の心の動きとか、理由とか、背景とか、ちゃんと収まるところにおさまって納得感

    0
    2021年04月15日

    Posted by ブクログ

    洞窟の中という狭い空間の中での、登場人物の心の揺れ動きに、こちらもハラハラさせられる。
    ラストはせつないが、全ての謎がとけた解放感があり、まるで自分も洞窟の中から地上に戻ってきたような気分になれた。

    0
    2019年10月27日

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしてどうかはともかく、文章の迫力が凄い。一気に読めた。ただ、プロローグがイマイチ分からんかった。なにか見落としたんだろうか。

    0
    2019年01月08日

    Posted by ブクログ

    普通に読めて面白かった
    ケイブダイバーの専門用語も多々出てきても、スラスラ頭に入った
    半分以上暗い洞窟の中でのストーリー展開で、ぐいぐいと好奇心を滾るものも感じたね
    さすが江戸川乱歩賞をとる作品だなと思う。神山氏の作品をどんどん読みたいなと思っても、まだ三作しかでてなく現在も活動しているのかも不明で

    0
    2018年11月28日

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