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経済大国だった日本は、なぜ中国に追い抜かれてしまったのか?
その秘密は「リープフロッグ」にある。遅れてきた者が、先行者をカエルが跳ぶように追い越すこと。それが「リープフロッグ」だ。
中国でアリババをはじめとするテック企業が発展したのは、銀行や固定電話といった既存ネットワークが未発達だったため、eコマースとスマホを利用した新しいビジネスモデルが成長する余地があったからだ。
そして、世界の覇権争いの歴史を振り返ると、リープフロッグ=逆転勝ちの連続だったといえる。
・紙、印刷術、羅針盤を発明して最先端の文明を誇った中国だったが、大航海で世界にうって出たヨーロッパに追い抜かれた。
・ヨーロッパは「株式会社」というリスク分散方法を開発して発展した。
・産業革命を果たして覇権を握ったイギリスだったが、電気の時代に立ち遅れ、ドイツとアメリカに追い越された。
・インターネットの時代と「改革開放」がかみ合って、21世紀に中国が覇権を握ろうとしている。
リープフロッグの歴史に学ぶことで、日本経済復活の道を探る一冊!
Posted by ブクログ 2022年01月10日
一人一人が逆転勝ちの可能性を信じて、実力を蓄えること。
【感想と私見】
中国の発展を語るときの視点として、海亀族がある。国外で技術を究めた人材の還流とそれを引きつけるポジションと金銭的見返りである。
日本は古来から、亡命者、渡来人という名のお雇い外国人をもてなしながら、技術発展してきた国である。出島...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月21日
2021/02/24野口悠紀雄「リープフロッグ」カエル跳び
コンパクトながら国家の盛衰論 滅び行く日本への檄 野口悠紀雄先生渾身の一書
「成功のジレンマ」
成功をもたらした、人材・設備・社会制度・体制は固定化・硬直化する
産業革命後の英国 蒸気→電気 大資本 労働組合
「Digital敗戦」コ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月11日
「超」整理法などで知られる著者による、経済に関する一冊。
タイトルである「リープフロッグ」という言葉は始めて聞きましたが、著者によれば蛙跳びの意味で、遅れていた国が、ある時、急激に発展し、先を行く国を飛び越えて、世界の先頭に躍り出ることを言うそうです。
現在の中国、アイルランド、明朝時代の中国、大航...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月28日
■本のポイント
アイルランドのIT化
明の鎖国による停滞と保険と株式会社を発明してリスクを分散した大航海時代のヨーロッパ
地中海か締め出され喜望峰、インド航路を発見したポルトガルの発展
新大陸を発見したコロンブスのスペインは、資産を王室が浪費した。
イギリスはエリザベス女王のもとで発展。ドレークによ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月21日
個人的には非常に勇気の湧く一冊。
日本がITなど先端分野で世界の国々(特に中国)に劣っているという点は、今更ながらもう聞き飽きた感はあるが、リープフロッグという視点から改めて整理されていて良かった。
後半の今後日本企業、日本人個人への提言は100%納得。コロナを機に、まずは自分から変わっていきたいと...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月16日
リーフフロッグ=遅れているものが逆転する。
イギリスがドイツやアメリカに追い抜かれた=ガス、蒸気機関に適した社会が電気に対応できなかった。
中国の電子マネー=アメリカは小切手やクレジット、日本は現金(ATM)、口座振替が発達していたため。
電子マネーは匿名性がない=ビッグデータとして解析できる。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月28日
面白い。が、2章までで力を出し切ったのか、その後は惰性で書いているように感じた。
中国では鉄道、道路の未整備により全国的な物流網が築けなかったがためにイーコマースの発展に繋がった。
筆者の認識では日本では津々浦々にATMがあり、入金出金が容易であるがために、QRコード決済の発展に至らなかったとの認...続きを読む
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