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ボクサー志望のマッツ,貧しくも秀才のマルティン,臆病なウーリ,詩人ジョニー,クールなゼバスティアーン.生いたちも性格もまったくちがう少年たちはそれぞれに,悩み,悲しみ,そしてあこがれを抱いています.寄宿学校でくり広げられる,涙と笑いがつまったクリスマスの物語.新訳.
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Posted by ブクログ
ドイツのクリスマスの話 五人の子どもたちの仲間を思いやる気持ち、家族への思い、大人への思い たくさんの思いがこの本にぎっしりつまっています どの時期も大切ですが、思春期を迎えはじめる時期というのは、かけがえのない時期です 周りの大人がどう導いていけるのか 子どもは何を学んでいくのか 大切なこと...続きを読むが、厳しくも優しい言葉で書かれています この本を読むときは、書かれた時代を思い浮かべながら読むことをお勧めします
勇気とかしこさについての物語 寄宿学校で生活する個性豊かな少年たちのクリスマスのお話。悲しみを抱えながら一生懸命生きている少年たちや、彼らに寄り添う素敵な大人たちに出会えます。先生は「正義さん(ベク先生)」が好きで好きでたまりません。作家ケストナーの熱の込もった珠玉の言葉の数々も心の奥底を響かせま...続きを読むす。何度読んでも味わい深い、先生の大好きな本です。 「人生、なにを悲しむかではなく、どれくらい深く悲しむかが重要なのだ。誓ってもいいが、子どもの涙はおとなの涙よりちいさいなんてことはない。」 ーーーーーーーーーーーーーーー 友達を救出するために「無断外出」した少年たちに正義さんが話をする場面、ウーリが名誉のために飛び降りる場面、正義さんと禁煙さんが再会をする場面、きっぷ代がなくクリスマスに帰省できないマルティンに正義さんが手を差し伸べる場面、そしてマルティンが家の呼び鈴を鳴らし両親に会う場面など、いくつもの大好きな場面がある。 登場人物もみんな魅力的。粗暴に見えて、ウーリをいつも気にかけているマッツは優しい心根をもっているし、正義先生の話を聞いて心を打たれたかっこつけテーオドールなんか、物語の序盤は憎いやつだったのに、後半はすごく可愛く思えた。不幸な境遇にいるはずのジョニーが「心配するな。ぼくはすごくしあわせってわけじゃない。そんなこと言ったらうそになる。でも、すごくふしあわせってわけでもないんだ」と言って、マルティンを安心させられるのはすごい。尊敬する。家に帰ったマルティンが両親に真っ先に言った言葉「帰りのきっぷ代ももってるよ」には、じーんとした。 大人も最高。正義さんみたいに信頼できる大人になりたいと思うし、禁煙さんみたいに「正義さんには言いづらいけど、禁煙さんには言える」と思われるような大人にもなりたい。司書としては、禁煙さん的な存在を目指したい。最近は、そんなふうに、先生に言えない話や相談をしてくる子もちらほら現れるようになってくれて、少し緊張するがうれしい。 ケストナーの心のこもったメッセージもたくさん入っていて、少し教訓的で苦手な人もいるかもだけど、自分は好き。この物語の大きな魅力だと思う。ケストナーは、「子どもたちに届けたいメッセージ」をストレートに伝えてくれる大人で、それを楽しい物語の中に散りばめることができる稀有な存在だ。ナチスの時代に書かれたという背景を知って、その思いがさらに強まった。本当にすごい。 大学生のときに初めて読んで以来何度も読んでいるが、そのたびに心が揺さぶられる。クリスマスのたびに読みたいと思える作品。
なんでもっと早く読んでいなかったのだろう。 登場人物が素晴らしい。熱くてあたたかい。 人は誰かのために生きることに喜びをもつ生き物だったから進化してきた。と思い出した。最後は涙が溢れた。本を閉じて拍手をしたい気持ちだった。
毎年クリスマスの時期になると読みたくなります! 子どもだろうが大人だろうが、抱える悩みや苦しみに小さいも大きいもない。というケストナーさんの考え方に読み返す度心が暖かくなります。 生活を送る中で直面する様々な問題に、自分で考えたり周りと議論したり、皆で協力して乗り越えたり時には大人の力を借りたり...続きを読む…沢山頭を悩ませたりしながらも健全に成長していく様子が読んでいてとても眩しく素敵で思わず笑顔になる場面が多かったです。 メインの5人も他の登場人物達も、きっとこれからも逞しく生きていくんだろうな。
不朽の名作 小学生の冬休みの読書感想文で読んで以来、ずっと心に残ってる作品。 ナチス政権下で出版を禁じられても子供達のために小説を書き続けたケストナー。 子供達にどんなメッセージを伝えたくてこの物語を書いたのか、 大人になってあらためて買って読んでみると、胸に込み上げてくるものがある。 誰か...続きを読む映画化してください。 (ケストナーの) クリスマスが近づくとまた今年も読みたくなる。
この本に登場する先生に自分も教えてもらいたいと思いました。 自分に自信をもって生きていくことの大切さに気付かされました。 また子どもがときに不幸になることを忘れずに生きていきたいと思いました。
まず“飛ぶ教室”という題名と、挿し絵に魅かれた。 はじめのうちは文章がスッと入ってこなかった。地名や登場人物がなかなか一致しなかったが、段々とキャラクターの特徴がつかめてきてから一気に面白くなった。 登場人物1人1人の気持ちが眩しい。子どもの頃に感じたこと、空気、匂いを忘れかけていることに気づいた。...続きを読む この本に出会えて良かった。
近年読んだ本の中で、最も感銘を受けたかもしれない。 ケストナーが前書きで書いているように、大人になるとどうしても子ども時代の記憶を美化して、子どもたちみんなが楽しく過ごしているに違いないという幻想を抱いてしまいがちになる。 ケストナーは、子どもと大人との間にことさら境界線を引かず、同じ人間として描...続きを読むいているように感じる。 また、『エーミールと探偵たち』もそうだったが、親子の深い愛情を、よく表現しているなぁと感じた。マルティンと両親とが会話をする場面や、マルティンが自らの感情を必死で抑えようとする場面など、本当に豊かに表現していると思った。 前書きや本文中で、意味ありげな表現が用いられているのは、訳者あとがきで書かれている通り、おそらく偶然ではないだろう。戦中のドイツで、自らの作品が焚書の対象となってしまったケストナーが、なんとか子どもたちにメッセージを残そう、勇気を与えようという気持ちを必死で表現しているのがわかる。そして、それは現代に生きる人々にも当時と同じ温度感で伝わるような内容になっている。特に前書きに込められたケストナーの情熱は、読んでいて胸が震えるようだった。 以下に、特に気に入った本文中の表現を記載しておく。 「世界の歴史には、賢くない人々が勇気を持ち、賢い人々が臆病だった時代がいくらもあった。これは正しいことではなかった」 「どうしておとなは自分の子どものころをすっかり忘れてしまい、子どもたちにはときには悲しいことやみじめなことだってあるということを、ある日とつぜん、まったく理解できなくなってしまうのだろう」 「教師ってものにはな、変化する能力を維持するすごく重い義務と責任があるんだ」 「平和を乱すことがなされたら、それをした者だけでなく、止めなかった者にも責任はある。」 「世間にはぼくみたいな生き方の人間がすくなすぎるんだよ。ぼくが願っているのは、なにがたいせつかということに思いをめぐらす時間をもつ人間が、もっと増えるといいということだ。」 「わたしたちは年をとった。でも、若さは失っていない。」
児童文学でありながら大人こそ読むべき本。 学校の先生や近所に住む大人、寄宿舎に子どもを預ける親の気持ちが切実に伝わってくる。 そして彼らがとても魅力的に見える。
NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」をよく聴いています。 そんなご縁から来年還暦になるオヤジが岩波少年文庫(小学校4.5年以上)を手にしました。 この小説に子供時代に出会うことのできた少年少女たちは、それだけで宝箱にしまっておくプレゼントをひとつ手にできたのではないか、子供の頃外遊び専門で読書体験...続きを読むの少なかった私にとっては、そんなふうに羨ましくも思える素敵な物語りでした。 ギムナジウムで寄宿生活を送る少年たちの物語り。 それぞれの家庭の事情や充たされぬ悩みや将来への希望など色々な重荷を未熟な肩に背負いながらも、友情を育みつつ知恵と勇気で葛藤を乗り越えて成長していく少年たちの姿と、彼らを厳しくも温かく見守る大人たちの眼差し。こんな眼差しの大人に見守られる子供たちは本当に幸せだと思うし、個性豊かで見どころのある子供たちに信頼され、その成長を見守ることのできる大人は子供より何倍も幸せかも知れない。 私はこんな眼差しの大人になれただろうか。 ちょっと切なくて、とっても幸せな気持ちになれる物語りです。
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飛ぶ教室
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エーリヒ・ケストナー
池田香代子
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