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知り合いの家にあずけられて,友だちもなく退屈しきっていたトムは,真夜中に古時計が13も時を打つのをきき,昼間はなかったはずの庭園に誘い出されて,ヴィクトリア時代のふしぎな少女ハティと友だちになります.「時間」という抽象的な問題と取り組みながら,理屈っぽさを全く感じさせない,カーネギー賞受賞の傑作です.
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Posted by ブクログ
物語は時間を支配している。現実と過去と、かるがる思い出さえも飛びこえてしまう軽やかさに、もうただただ最後は泣くことしかできない…やさしい…SF
岩波”少年”文庫だけど、やはり岩波少年文庫。 大人が読んでもしっかり楽しめる。 緻密に編まれたストーリー。 時空を超えて育つ友情。 ラストシーンはずっと胸に残る。
トムが真夜中の裏庭に出てみると、そこは真昼の美しい園庭だった。庭で出会ったハティは、日によって、幼い少女だったり、大人の女の人だったりした。 (『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介) 「弟のはしかが治るまで、おじさんの家に預けられることになったトム少年。友達もいなくて退屈な生活。...続きを読むけれどある晩ん、ホールの古時計が13時を知らせると、トムは真夜中の庭へと誘いだされます。そこにいたのは・・?時をこえて読まれる傑作。」 ・トムは真夜中の庭で殺人現場を目撃した・・!かと思っていた、全然違った 笑 でも表紙の絵はサスペンスって感じがしない? ・読んでいるうちにトムがとても好きになる。だからトムが悲しいと読んでいて一緒に悲しくて、最後では一緒に嬉しい気持ちでいっぱいになった。読んでよかった。
星5個じゃ足りないくらい。 読み終えるのが勿体ない、でも先を知りたい、そして読み終えてみると、また反芻したり、読み返したくなるような、本当にステキな本に出会えました。 弟がはしかにかかり、隔離するために、子どものいないおじとおばの家に預けられることになったトム。 退屈な日々を送ると思っていたところ...続きを読む、夜中の0時にホールの古時計が12回ではなく13回鐘を鳴らしたことを不思議に思い、階下へ、そしてもう既にないはずの裏庭への戸をくぐると、そこには広い庭が広がっていたのです。 時代をまたがる不思議な世界でハティーという少女と出会い、遊び、夜だけ楽しい時間を過ごすのですが、ハティーは会うたびに小さくなていたり大きくなったり。そのうち、弟が回復し、家に帰る時期が迫ってきます。 ラストが切ないところから一気に感動へと振り幅が大きいのです。 心が震えるくらいステキな本でした。
・川をスケートで下っていく話は素晴らしかった。読んでいてこれほどいい気持ちになったのはめったに無い。ビクトリア朝時代のイギリスはこんなことができるくらい寒かったんですね。 ・時間と記憶。
忘れた頃に、何度でも読みたくなる一冊。 心の中にそっとしまっておきたいような、そんな素敵な思い出をくれました。
男の子が主人公の本です。 なんとも甘酸っぱい思いでいっぱいになるお話でした。 時間は、どうやって作られるのかと思うくらい、不思議なお話でした。
子供の頃にとても好きだった本を読み返す。 朧気にしか覚えていない物語が輪郭をもって確かにその物語に入り込んでいた自分自身と遭うように古い庭を往来する。 トムは夢に嵌まり込むように現実を遠く感じる日々、それを手紙で共有するけれど味わうことのできないピーター。 夢の中で一瞬繋がるイーリーの大聖堂の行が...続きを読む一番好き。架空の物語にも実際にある大聖堂が出て来て、それが夢なのか現なのかわからなくなるような感覚がある。最後までワクワクしながら読み終えた。
大好きなお話です!最初から最後まで、素晴らしかったです。私もトムのように庭に立っているような気持ちになりました。またこのようなお話と出逢いたいと強く思います。
きょうだいのピーターのはしかがうつらないよう、おじおばの住むアパートで休暇を過ごすことになってしまったトム、そこは一軒の邸宅を区切ってアパートにしたものだったが、一階には、時間は正確だが鳴らす音の数がでたらめという大時計があった。 特にすることもなく退屈しきりだったトムが、夜眠れずに時計の鳴る音...続きを読むを1時、2時……11時、12時と数えていたら、時計は13時を打った。おかしいと思ったトムは、一階のホールに降りて時計を確認しようとするが暗くて見えない、そこで月明かりを入れようと裏口のドアを開けると、そこには広い芝生、花壇、温室、1本のモミの木や何本かのイチイの木があった。そこを見たいと昼間にそのドアを開けてみると、そこは狭い空地で、ゴミ箱や自動車があるだけだった。これは一体どういうことかと不思議に思ったトムだったが、夜になってドアを開けると、そこにはやはり庭園があった。 毎晩のようにこっそりと庭園に行くトムは、そこで園丁や三人の兄弟らしい少年たち、そして一人の女の子の姿を見かけるが、あるとき少女と知り合いになる。ほかの人間にはトムの姿は見えないが、ハティというその少女にはトムが見えるらしい。こうして友達になったトムとハティは、いろいろな遊びをし、いろいろな話をする。 庭園に行くと、朝だったり昼だったり、季節も変わったりと、時間が順序良く進んでいるのではないことに気づいたトムは、「時」とは何だろうと考えるが、答えはなかなか分からない。そうしているうちにハティとの関係も少しずつ変わってくる。そしてトムが家に帰らなければならないときも近付いてきた、果たしてどうなるのか、というお話。 「時間」というそれこそ哲学的な問題を取り扱っているが、ストーリーの中で自然に考えさせられるようになっており、読み進める上で変に煩わされるものではない。そして何といっても、庭園を始め自然や風景の描写が美しく、あたかもその場に居て二人と同じものを見ているような気にさせてくれる作者の筆は素晴らしい。(祖父の代から住んでいた実際の家と庭園がモデルとのこと) 児童小説のジャンルに入るのでしょうが、大人が読んでも読み応えがありますし、ラストではジーンとしてしまいました。誰もが持っていた子どものときの心に、改めて思いを馳せました。
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トムは真夜中の庭で
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