城と隠物の戦国誌

城と隠物の戦国誌

1,400円 (税込)

7pt

4.3

村に戦争が来た!城に逃げようか、山に籠もろうか?財産はどこに隠そうか、誰かに預けようか? 戦国時代、自力の時代に人々はどのようにして戦乱を避け、わが身と財産を守ったか? 城に逃込むために普段から城の維持に尽力したほか、大切な家畜や食料、書類などは寺社に預けたり、穴を掘って隠したり……。生き延びるための戦国の智恵に学ぶ。

...続きを読む

城と隠物の戦国誌 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「城」というと、平時は在地領主の館であり、戦時には兵隊が立てこもる拠点としての機能をもつ、という理解が一般的である。それに対して、本書では、城のもっとも重要な機能は、戦時における地域住民の避難場所である、という新しい説を披露する。すなわち、中世の在地領主は、戦時において領民をいかにして守るか、という

    0
    2011年01月30日

    Posted by ブクログ

    乱取りから逃れるために民衆が逃げ込んだ領主の城は、その日のためもあって維持・管理には民衆が動員された。また、山中には「村の城」が設けられた。さらには、地中に掘られた穴に隠れることも。
    さらに、財産を守るため寺院や他の村、土倉などに預けた(寺院や他村は謝礼なしか。土倉は有料)。その時間的余裕がなければ

    0
    2010年05月08日

    Posted by ブクログ

    戦国期、戦地に住む人々が危機を前にどのような行動をとったのかについての研究はまだ少ない。
    この本は村の城研究の第一人者である著者による村の危機管理研究の現段階におけるまとめである。
    中世城郭構造を再検証し避難民の収容がいかに城主たちにとって重大なテーマであったのかを指摘し、戦地の住民たちが大事な資産

    0
    2010年03月28日

    Posted by ブクログ

    戦国時代、都市や村が戦火に巻き込まれそうになったとき、民衆は大きく2つの対抗策があった。

    1.領主の城に行き、篭城する。
    2.近くの山野に身を隠す。

    1に関しては、映画やテレビ・小説などでおなじみなので、説明は不要だと思います。
    2に関しては、生命・財産を守るための知恵が必要でした。

    本書は、

    0
    2012年04月10日

城と隠物の戦国誌 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

藤木久志 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す