白き女神の肖像

白き女神の肖像

1,999円 (税込)

9pt

3.5

妻をモデルに描いた肖像画『東方ノ女神』で一躍時代の寵児となった画家ショーン。だが、妻のディアーナはモデルを務めるうちに、奇妙な感覚を覚えるようになっていた。夫が描いているのは自分ではない――。しかし夫も周囲の人々もディアーナの不安を理解せず、思い悩んだ彼女は次第に憔悴し、謎の死を遂げる。そして、彼女に代わってモデルとなったローズマリーも同じことを口にするように……。第2回創元ファンタジイ新人賞受賞『宝石鳥』の著者がおくる、描くことにとり憑かれた画家と、彼を取り巻く女性たちをめぐる幻想譚。

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白き女神の肖像 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    あまりにも美しい表紙と耽美な装丁に吸い寄せられて手に取った。

    「あなたは、誰?」

    この一文でこの幻想譚は始まる。
    1800年代後半から1900年代前半まで活躍した画家(もちろん架空の人物であろう)ショーンは、妻のディアーナをモデルに描いた「東方ノ乙女」という肖像画で、一躍時代の嬰児となった。ショ

    0
    2022年06月27日

    Posted by ブクログ

    結末も詳細もよくわからなかったがストーリーは面白かった!表紙が綺麗!
    この世で最も美しい赤は文字で書いた赤→言葉一つにあらゆる赤が内装されていて、そのイメージは尽きることがない。
    これは分かるけど文字で書いた赤は赤なのか??

    0
    2022年02月24日

    Posted by ブクログ

    美しき絵は、人を呑み込む。
    それはまるで、我が子を喰らうサトゥルヌスのように。
    凝った造りの装丁に胸がときめく。
    絵画と画家と、モデルたちの物語は、ファンタジーそのものだ。
    「天使派」と呼ばれる芸術家集団たちは、目に見えるものを、美の神の使者として、キャンバスに描く。
    しかし、その絵に描かれたのは、

    0
    2023年04月16日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。東京創元社からのメールマガジンでタイトルと紹介文を読み、「これはおもしろそうだ」とサイン本(^o^)を予約した。うーん、一気に読んでしまったし、おもしろかったのだけれど、期待していたものとは違っていた。雰囲気で読ませるタイプの幻想譚、だろうか。結局なんだったのか、もやもやとした感じ

    0
    2020年12月27日

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