伊達女

伊達女

1,500円 (税込)

7pt

3.4

心に鬼を棲まわせた“独眼竜”伊達政宗の周囲には、かくも、たくましく、そしてたおやかな女性たちがいた――。我が子に毒を盛ったとされる母・義姫、影ながら政宗を支え続けた妻・愛姫、片倉小十郎の姉で政宗を育てた喜多、松平忠輝に嫁いだ娘・五郎八姫、そして真田信繁(幸村)の娘・阿梅……伊達の女性を主人公にした連作短編集。母・義姫――毒を盛ったのは母だと疑っておいでなのでしょう/妻・愛姫――濡れ衣を着せられたまま、殿が平気でおられるとは思いませなんだ/保姆・片倉喜多――本当のことを言ってはならぬ。言えば、政宗の心は折れる/娘・五郎八姫――私は優しくなどありませぬ。父・政宗を気に掛ける母を見て育ちましたゆえ/真田家・阿梅――黙っていたこと、ご容赦くださいませ。ですが、お知りにならぬほうがよかったのです 伊達政宗の言動等から生まれたとされる「伊達男」。伊達といえば、男ぶりばかりが注目されるが、実は女性こそが素晴らしかった! 各短編で描かれる五人の女性の生きざまを通して、伊達政宗の真の姿も浮かび上がってくる。『会津執権の栄誉』で直木賞にノミネートされた著者、新境地の最新刊。

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伊達女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    史実(一説)に基づいて書かれた、伊達政宗公を巡る女人たちの短編小説。

    戦国の世を生きた"武家の女"はやはりかっこいいと、そう思った。
    私は本当に色々な面で小心者、弱虫が顔を出すので、こういう生き方に憧れる。だからせめて、外面では弱く見えても、ブレない芯を内側に秘めていたいと思っ

    0
    2023年10月29日

    Posted by ブクログ

    現代では考えられない”男が絶対の時代”に、自分で考え自分で動くことがどれだけ周りに疎まれるか、それでも自分を見失わずに生きる女性たちに心を打たれた。

    0
    2023年01月10日

    Posted by ブクログ

    歴史的には取り上げられない女性の様子が描かれている内容で、読みやすく、興味深いものでした。

    完全なる男社会の中で、自分はどう生きるのか、よく見定めている女性という印象です。

    「喜多」の話が一番好きかな。

    0
    2021年04月17日

    Posted by ブクログ

    伊達政宗についてあまり詳しくは知らないなかで、その伊達家に関わりのある女性を焦点を当てた話は新鮮でした。それぞれの立場での苦労や立ち回りに時代や伊達政宗の人となりを感じれたように思います。
    伊達政宗自体にも興味をそそられました。

    0
    2021年03月09日

    Posted by ブクログ

    伊達家を重責のあった女性達から見る話で面白い。戦国時代の武将もけっこう気苦労があって大変だったとわかる。

    0
    2021年01月02日

伊達女 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    272ページ
  • 電子版発売日
    2020年11月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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