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ヴィンダウス症――動かないもの一切が見えなくなる未知の疾患。韓国の青年、キム・テフンはこの難病から苦心の末に寛解状態へと持ち直したことで、中国・成都の四川生化学総合研究所から協力を要請される。それはヴィンダウス症の寛解者と都市機能AIを接続する未曾有の実験だった。様々な思惑が交錯する近未来の中国で、都市と人間をめぐる巨大な計画が動き出していく――第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。
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Posted by ブクログ
久々に熱くなれるSFを読んだ気がする。最近読んでいたものは、『星を継ぐもの』を筆頭に、短編を含めても知的好奇心が刺激されるという意味で面白いものが多かったように思う。それだって良いものだけど、そういう面白さの上にエンタメ的な面白さが乗っかった本作は、とても楽しく読めた。 本作は、魅力的な要素を...続きを読むとにかくぶち込みまくった、とても豪華な小説だと思う。そのネタ一つで一本話が書けるんじゃないか、という題材を幾つも提示してくる。こっちが「美味しそうなネタだなぁ、これで最後まで持っていくのかな」と思っていると、即座に違うテーマが突きつけられるので、非常に贅沢なつくりをしているな、と思った。大きな話の流れとして空前絶後とは言い難いものの、予想を裏切られ続けるので、最後までワクワクしながら読むことができた。 SF的な方面以外でもサービス心は旺盛で、中国拳法が出て来たり、ヒロインは総じて魅力的だったり、アクション映画が好きな人も楽しく読める作品だと思う。シニカルな語り口の主人公も良い。 踏み込んだ感想はコメントにて追記します。
設定が分かりにくいところもあったが、読みやすかった。「変動する不平等」という考えはかなり面白いと思った。
十三不塔氏はハヤカワSFコンテスト出身の新人さんで、本作がその受賞作。出版された当時はスルーしていたのだけれど、最近増えたSFのアンソロジーで読んだ短編が気に入ったから手を出してみた。伴名練氏がよく編者の言葉的に書いている提言を実践したことになるのかも知れない。読後の感想は可もあり、不可もありだろう...続きを読むか。個人的に好きな作風で、主人公のキャラクターとか気に入った部分も多いのだけれど、筋の展開はもっさりしていて、ストーリーテリングに長けているとは正直言えない。コンテスト受賞作と言うことで、巻末にその選評が収録されているので、この感想もそれに多少影響されてるかも知れないが。
設定は面白い。動くものしか認識できない難病の克服方法が、都市を自在に動かすAIに取り込まれていく。後半のスピード感は、映画を観ているよう。余り深く考えずに楽しめばいいと思う。
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