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日本の教員の労働時間は世界一長い。また、教員間のいじめが起きたりコロナ禍での対応に忙殺されたりと、労働環境が年々 ブラック 化している。その理由とは何か。現職の教員のインタビューを通し、現状と課題を浮き彫りにし、教育行政、教育改革の問題分析も論じる。
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教師とは
今こそ、教師だけでなく 全員が連携して教育していく時代
Posted by ブクログ
すぐに読みやすい。岩波新書等とは異なり、大半が教員への インタビューである。小学校時代から教員を目指した時期、教員採用試験、現在の仕事など、個人の履歴をインタビューから丹念に追っておるので、教員になりたい学生にとっては最良の書であろう。
教員という仕事のブラックさがよく描かれている。 最近の教員は忙しく、保護者の学校への要求はエスカレートしている、日本の教育界に未来はあるのか、暗澹たる気持ちになった。
元高校教員が記述した文には重みがあった。 子供達と向き合う時間が少なくなり 教員達は大人との付き合い方を忘れたような気がする。 現実と対比してもさほど違和感がないのは、私自身も同じことを感じてるからだと思う。 もう一度、足下を確認していかなければ。
現代の教員の実態を忠実に説明された本書。現在本格的に行われている教育改革による弊害、教員の仕事の量や残業の多さについても書かれていて非常に興味深かった。 個人的には実際に教員をしている人による取材の部分が面白かった。
壊れて、みますかねぇ。残念ながら頑丈に産んでいただいております。 冗談は置いといて… 学校を変えるには、社会全体のシフトチェンジが必要。パラダイムシフトが。現場は、現場で手一杯なのは、どこの現場でも同じでは?どこの職場も働きづらさはありますよね? 事件は現場で起こってる!…もう20年前のドラマのセリ...続きを読むフですが、現場と会議室がかけ離れてるのも、あまり変わりないですよね。
教員による不祥事を問題視しつつも、教育委員会やその上位機関による「教育改革」にも問題があり、その改革が見直しの時期に入っているという筆者の論。問題解決の具体的な策としては、管理職の採用方法や事務の分業制を挙げていたが、「〜すべき」という論に留まり、既に行なっている学校や自治体の具体例が少なく説得力に...続きを読む欠けた印象。 しかし他の方が挙げているとおり、「教員の過重労働」は社会問題となっており、元教員である筆者や実情を把握している現役の教員からのインタビューが掲載された本著は、一読の価値があると感じた。
教員の不祥事や処分については詳細にメディアを通じて公表されるのに、同じ公務員である警察関係は明らかにされていない。 このことが、いかにこの日本という国が、権力者に都合のいいシステムになっているかを、如実に表していると実感。 私自身、自らこの道を選び、現在もなお続けており、かつ、辞める決断など到底で...続きを読むきないし、この仕事に対する充実感も享受させてもらっているので、今更後悔もない(いや、あるかw)が、ほかの誰かには勧める職業ではないなとも切実に考えているのも事実。 結局、この本を読んだところで、解決策はまったくいに等しいので、この評価にとどまったかなと。
業務を減らすヒントが書かれているかな?と思ったけど、すぐ実践できるようなものはなく… 筆者も終わりに述べているように、現状を知ってもらうことが目的の一冊でした。 「ムラ社会」のようになっている教員集団や、「教育的愛情」を履き違えている教員たちは確かに大勢いますね… 褒める教育によって根拠のない強い...続きを読む自己肯定感を持つ若手教員も増えてきたように感じていました。 それに悩んでいるのはわたしだけじゃないんだな、同じように感じている人もいるのかと知れただけでも、読んでいて嬉しかったです。
<目次> 第1章 問題山積みの教員の世界 第2章 悲鳴をあげる心と身体 第3章 不信が出発点の「教員改革」 第4章 「求める教員」像とは 第5章 教員のリアル~5人のインタビュー 第6章 傍らにいる人の教員観 第7章 教員・学校の将来のために <内容> 元教員による取材報告。学校に寄...続きを読むり添った内容。学校世界を知らない人に、その実態を教えてくれる。インタビューも年齢構成などの配慮が感じられる。改革案も示されるが、施策の問題(政府の感覚が現場と乖離している。本の中で「本音では、上からの指示に従い自分で考えずに物言わぬ人材を育成したいと考える誰かが「教育改革」に介入しているのではないかと推測したくなる」と書かれていて、同感する)なので、具体的にしにくい。。今度の指導要領の改正ポイントは、「考える人材」の育成だが、教える側が正反対の人間では、育つものも育たない。
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