クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

825円 (税込)

4pt

クマと遭遇したとき、人間は生き延びるために何をすればいいのか。死んだふり、木に登る、リュックを置いて逃げるといった、巷に流れる俗説は有効なのか? 「クマは師匠」と言うアイヌ民族最後の狩人が、アイヌの知恵と自身の経験から導き出した、超実践的クマ対処法を伝授。クマの本当の姿を知ることで、人間とクマの目指すべき共存の形が見えてくる。

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クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山登りをするので熊に会ったら、は、気にかけています。実際に熊に出会ったときできるか?は、自信が無いけど、なんかとても説得力ある説明でした。
    最近、熊など野生動物による被害が報道されますが、熊の進化論にまで及ぶ洞察力に感服しました。

    1
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    北海道の熊狩り名人が語る自身の生い立ちと、熊との長年に渡る付き合いの中、獲得した熊知識を詰め込んだ作品。

    自分自身熊との遭遇は一度も経験したことがないが、遭遇したとき果たして冷静なまま対処できるのか、何かしらのヒントが欲しかった。

    熊と遭遇したときの対処方は、熊の目をじっと見続け、その壮絶な睨み

    1
    2021年05月31日

    Posted by ブクログ

    北海道で登山をしているので、もしヒグマに会ったら怖いなぁと思ってこの本を読み始めました。
    しかし読み進めてみると熊の生態や熊とアイヌの関係へ大半のページが割かれており、大変勉強になった。そして熊に対する理解が深まるごとに熊への恐怖もなくなっていきました。ヒグマに関しては恐ろしい事件ばかりが目立ってい

    1
    2020年11月04日

    Posted by ブクログ

    かわいい表紙に似合わず、語り手の姉崎さんは熟練の猟師のお爺さんだ。クマ狩りだけでなくアイヌの血統でアイヌの文化に詳しいことや生きた時代からもマンガ『ゴールデンカムイ』のアシリパのモデルになっているのではないかなと感じた。

    クマの歩く音は季節によって違うこと。(夏のクマの音はサワ、サワ 青草が伸びき

    0
    2021年04月22日

    Posted by ブクログ

    ほぼ全編にわたってインタビュー形式という、珍しい本だった。
    が、著者と、アイヌ最後の熊猟師姉崎さんとの、熊に対する真剣な思いがひしひしと伝わり、案外読みやすかった。
    「自然との共存」などと、安っぽい言葉では括れない良本。

    0
    2020年11月21日

    Posted by ブクログ

    アイヌ最後の猟師と呼ばれる姉崎等氏は、猟の対象としながらもヒグマをカムイ(神)として敬う、伝統的なクマ撃ち。 本書は片山龍峯氏によるインタビューをまとめたものである。 自然と向き合いながら蓄えた英知は、一つの文化として興味深く、貴重な記録として伝えていかなければならない。

    姉崎氏は大正12年に屯田

    0
    2020年08月09日

    Posted by ブクログ

    「アイヌ最後のハンター」の聞き取り記録。
    クマとの遭遇の対処法だけじゃなく、クマの習性、クマとのつきあい方、アイヌの習俗、山での生活・サバイバルなど、我々には知り得ないし体験し得ない話が多い。経験の豊富なベテランハンターならではの語りに舌を巻く。
    ちょっと話を盛ってるんじゃないの?とも思えなくはない

    0
    2018年11月23日

    Posted by ブクログ

    冗長な言いまわしのように思える箇所もあるが、語り故の、しかも山を、クマを知りつくした姉崎氏ならではの話と思うと、感慨は深い。みずから山に入っていったような臨場感が伝わってきた。
    クマに対処する方法はそれぞれあるようですが…私は出あわないよう祈るのみ。

    0
    2017年08月19日

    Posted by ブクログ

    今年最初の一冊は
    アイヌ民族の最後の狩人姉崎等さん
    (姉崎さんはアイヌ民族と日本民族の
    二つの民族の血を受け継がれていました)への
    片山龍峯さんの何回かにわたるインタビューを
    文字におこしまとめた“クマにあったらどうするか”
    です~


    全国でクマの被害が報告されていますが
    もともとクマは人間の近い

    0
    2017年01月11日

    Posted by ブクログ

    カテゴリはあえて「実用書」に。

    姉崎さんの話を聞いていたら、クマが愛おしくなった。
    クマは平和主義者で、本来人を襲うような動物ではない。
    クマは人間が怖い。
    クマは人間をよく観察している。
    ルールを守っているのはクマで、守らないのは人間。

    無性にクマに出会いたくなる。
    私がもし山でクマに出会った

    0
    2018年02月18日

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