ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
日本を代表する総合電機メーカー・芝河電機に勤める瀬川大輔は、芝河の基幹部門PCカンパニーが危機的状況であることを知る。やがて芝河が買収した米国子会社の原発企業ECCの巨額損失が発覚、ついに芝河は債務超過に陥り──。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
某大手電機メーカー(帯にも後付にも「東芝」とはっきり書いているが...)の不祥事を題材にしたフィクションであるが、他書と同様、江上氏の文章は巧く、一気に読み通せる。 この件は連日のように報道されたのだが、日経新聞の記事を読むたびに「まるっきし粉飾じゃないか」と思ったものだ。確かあの時は監査法人が意...続きを読む見差し控えを匂わせたようだが、意見差し控えは不適正意見に等しい(と、大学学部時代に監査論の授業で習った)。 フィクションなので少々オーバーに書いてはいるが、これじゃあコーポレート・ガバナンスも何もあったもんじゃないだろうというのが率直な感想(だからモデルの某社は特設注意市場銘柄となって、その後東証2部に降格したわけだが)。 実際、日本の伝統的な大手メーカーのガバナンスは、実態はどうなんだろうと考えさせられた。
希望を持って入社した瀬川大輔。夢を持ってミャンマーで見積した案件が上層部のライバル会社への対抗心からありえない金額で受注が決まり納得が行かない。それどころか会計処理も社内ルールが守られない。「間違ってる」と発言した事で監査部へ左遷させられるがそこで同じ思いの人と会話し、間違いは氷山の一角と知るが会社...続きを読むと戦う勇気がなく自らの命と引き換えに瀬川に託す。会社を愛してる人が居続けられない会社はおかしい。誰か1人でも芽の小さいうちに間違いと止めめらればここまでの惨事にならなかったと思う。 瀬川の事を心配した同僚が協力し秘密裏に行動を起こす。最後は協力者にも助けられ再生へのスタートをきる。協力者が経営者に啖呵(たんか)を切るところが痛快だった。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
病巣 巨大電機産業が消滅する日
新刊情報をお知らせします。
江上剛
フォロー機能について
「朝日文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
住友を破壊した男 伊庭貞剛伝
金融庁覚醒 呟きのDisruptor(ディスラプター)
銀行支店長、泣く
銀行支店長、追う
一緒にお墓に入ろう
隠蔽指令
円満退社
「江上剛」のこれもおすすめ一覧へ
▲病巣 巨大電機産業が消滅する日 ページトップヘ