アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~

アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~

1,100円 (税込)

5pt

3.6

エジプトの墳墓発掘に携わった貴族の死は、現場で〈死の芳香〉を嗅いだせいなのか? 確信が深まるなか同じ芳香を纏う女が現れ……史実を元にした連作の表題作、画期的な装置の発明者の最期を描く「オメガ波」など、科学精神と幻想に満ちた、近代アルゼンチンを代表する作家の傑作18編。

...続きを読む

アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月17日

    科学と幻想は相容れるのだということが嬉しい。似非科学、科学、魔術、妖術、カトリックと地域の伝承、いろいろなものが混ざり合っている。その科学も百年後の我々からすると科学と似非科学が混ざっているのだが、それがもとの文章の中で描かれていた科学と似非科学、現実と幻想の曖昧さを、メタ的に我々の現実までもたらし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月23日

    ジャーナリストが書いた幻想小説なんか面白いか?と半信半疑で手に取ったが、
    これはすごい。
    すごい知識量。知の怪物と謳われたボルヘスとはまた少し異なった類の博識。
    「オメガ波」あたりはSF小説としても通じそう。

    好きだったのは「イパリア」「ディフィニティーボ」「円の発見」「ウィオラ・アケロンティア」...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月02日

    本のページ数も少ないが、話の一つ一つがとても短く、起承転結の起承あたりで話が終わる感じ。かなり読んでてガックリくる。世界観は非常に興味深い作り故に、より「なんか裏切られた感」がつきまとう。しばらくすると、タイトルの「アラバスターの壺」に行き着く。ちょっと長めでその分わかりやすく面白さもアップ。その次...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月27日

    古代エジプト王墓発掘を巡る怪異譚や、ミステリアスな女性にまつわる男の破滅譚、マッド・サイエンス的な科学と幻想の融合したような物語、全部が全部好みの作品というのは難しいだろうが、また新たな作家、作品を知ることができて、古典新訳文庫に感謝!

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月19日

    んんん、難しい。
    訳はわかりやすく注釈も読みやすい。その辺の配慮は絶妙だ。
    となれば、難しいと感じているのは内容で、難しいというより、面白みがわからない。同郷のボルヘスも合わんかったしなぁ…。

    0

アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

同じジャンルの本を探す