1934年の地図

1934年の地図

880円 (税込)

4pt

3.7

大リーガー×日本人通訳
蘇る友情、明かされる過去――

1960年春、地理学者・京極勝は思いがけない人物の訪問を受けた。
ディック・チャンドラー。1934年秋、ベーブ・ルースと共に全米野球チームの一員として来日した、元大リーガーだ。
京極は当時、全米チームの通訳として帯同し、選手たちと日々を過ごし、ディックとの間にも友情が芽生えたのだった。
戦争を挟んで途絶えていた絆が蘇るが、26年経つ今、なぜ彼は突然来日したのか。
舞台は東京、横須賀、ボストン、そしてニューヨークへ……
日本でプロ野球が誕生するきっかけとなった「ベーブ・ルース・オールスターズ」。ミステリー、そしてスポーツ小説の名手が、史実を題材に、日米史の゛暗部″に切り込んだ、傑作エンタメ・サスペンス!
巻末の解説は、日米の野球の歴史に精通する池井優氏(慶應義塾大学名誉教授)が寄稿。野球ファンは、こちらも読み逃しなく!

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1934年の地図 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    1934年、ベーブ・ルース来日時の全米野球チームの一員として来日したメジャーリーガーと通訳として出会った日本人との物語。
    1960年に再会してからの物語ですが、間にはさむ戦争が2人を苦しめることに。
    本当に戦争は誰一人のためにならず全ての人の心を苦しめる。
    お互いの文化やいいところい

    0
    2024年03月04日

    Posted by ブクログ

    スポーツがメインの物語かと思いきや、意外な展開でした。
    ちょうど少し前にベーブルースを含むメジャーリーグが来日した時の話をテレビで見たので、あの出来事が舞台になっているのかと興味深く読めました。
    戦前戦後の日米の文化や野球の違いに関する描写も興味深かった。
    ただ、ディッキーの任務に関しては背景から実

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    史実とフィクションを織り交ぜて描いた一作。
    1934年、日米野球のためにベーブ・ルースらと共に来日したディック・チャンドラーと大リーガーたちの世話役兼通訳として東京大学学院生の京極勝は、友人になる。その後、1960年にディックは、再来日し京極と共に地図を探し求めるようになるが、ディックの来日の本当の

    0
    2023年06月17日

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