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動物診療所を営む獣医・遠野太一の幼馴染で、ペットショップを経営する小塚恭平が、自宅マンションでラッセルクサリヘビに噛まれて死んだ。ワシントン条約で取引が規制されている毒蛇が、なぜこんなところに? 死に際に恭平から電話を受けて現場に駆けつけた太一は、恭平の妹で今は東京税関で働いている利香とともに、その謎を解き明かそうとするが、周囲に不穏な出来事が忍び寄り……。
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Posted by ブクログ
冒頭から一気に興味を惹かれました。 コメディありアクションあり、多少無茶では?な展開あり 最後まで飽きずに楽しめる作品です。
久々にのめり込んで読みました。 ワシントン条約で取引を規制されているヘビに噛み付かれて死んだ主人公の幼馴染。なぜこんなところにこんな蛇が?という疑問が大きな事件に繋がっていく。 動物の命とはを深く考えさせられるね。 こんなことあっちゃならない
ちょっとずつ読もうと思っていたものの、なかなかそうさせてくれない作品! 第1章で一旦強制停止したものの、第2章から最後までは怒濤の一気読みでした。 途中で「犯人こいつだろ!」と予想し、読み進めていく中で確信高めてたのにまんまと不正解。 予想の斜め上をいく展開で、本編読み終わって思わず大きく一息。 エ...続きを読むピローグでクールダウン…のつもりがそこでも軽く驚き。最後まで油断ならなかったです。 クサリヘビ、コブラなんかよりはるかにおつよいとは…
動物が惨殺されるシーンがあるので、苦手な人は要注意。 被害者が主人公に電話をかけるものの 何も言わずに事切れてしまったので ゼロから探し回らないといけない様子に もどかしさを感じた。 警察の主人公への態度がめちゃくちゃ胸糞なので 個人的にはそこも注意かな、と。
ペットショップ店主の恭平が、自宅で猛毒を持つ希少な蛇に噛まれて亡くなった。事件の真相を、親友の獣医師・太一が追う。話の大筋はなんとなく掴めるが、細かな謎が解明されていく過程が面白い。共に行動する、税関に勤める恭平の妹・利香や、ライターの樋口の動きも良く、次の展開が気になって、最後までグイグイと読ませ...続きを読むてくれる。でも、犯人と繋がっているのが誰かも分からない中で、人を信用しすぎなのが引っかかる。なかなか驚きの真相だったけど、ちょっと盛りすぎな気もした。
獣医が主人公でした 友達が毒蛇に噛まれ死亡した事件を友達の妹と ペット雑誌編集者とともに追う話 流れはテンポよく感じました まぁ都合よく流れていた感じのところもありますけど そして終盤、犯人の正体がわかりますが まぁそんな感じでしたか~といったところです
物語がテンポ良く展開し、最後どうなるのか気になり中盤から一気読みしてしまった。 蛇がポイントになる話なんだろうなとは想像できるけど、まさかここまでスケールが大きく展開していくとは。 すごい。 ハラハラした。
「クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない」 このミスシリーズ。 「これがデビュー作とは思えない。最後はまさかの方向にジャンプ」「ラストに待ち受ける読者唖然の大展開‼」等、帯が主張し過ぎである。突っ込まざるを得ない。この時の第17回「このミス」を制したのは「怪物の木こり」。ぶっ飛んだ設定らしい...続きを読むので、ぜひ読みたいところだが、それに負けず劣らずの帯ぶりである。 物語は、主人公の遠野太一の親友(小塚)が、何者かに殺されたことから始まる。警察は、小塚が死ぬ間際に遠野に電話したことを怪しみ、遠野を第一容疑者として徹底マーク(が、以外にちょろい。頼りない)。このままでは親友の無念を晴らせない、なによりも救えなかったことを後悔し、遠野は、小塚の妹である利香と出版社勤務の記者・樋口と共に独自で捜査を開始する。しかし、暴かれたくない闇の秘密が待っていた。 親友の無念を晴らしたい主人公と仲間達。それを阻む謎の集団。襲われる仲間。見つからない親友が残した手掛かり。そして、執拗な警察の密偵。ミステリーとしてはオーソドックスに見える。ここに、遠野と利香との関係、樋口を入れたコミカルなやりとりが加わり、小刻み良いユーモラスが湧き上がる。ラッセルクサリヘビを始めとする事件の謎にしてもごまごませずに進んでいく。ミステリーのテンポも悪くない。色々述べちゃったが、つまりはちゃんとしてる。個人的には、デビュー作とは思えない落ち着きさがあると感じた。 押すポイントとしては題材がピンポイントながら良いと思う。社会的問題である希少動物の違法取引を扱っている。それを基に、人間の欲の終着駅としたハントに膨らませている。遠野を始め、動物好きが多く登場するが、一方で闇の世界に焦点を当て、違法取引は根絶出来ない現実を捉え、ではどうすべきか?と考え、行動に移す辺りも良かった。 (上記とは反してしまう部分があるが)一点あげるならば、違法取引に対する認識が甘いところがある。利香は仕事柄見過ごせないはずだし、遠野や樋口にしても、もう少し問題意識を持つべきではと。樋口のある行動なんて、まっとうなことをしてほしい、とか言うけど、いや、それは違うってこと、樋口も知ってるやん!と思ってしまった。題材に対してもう少し鋭さを持っても良かったかなー。
幼馴染のペットショップ経営者から電話を受けた獣医師の主人公が自宅へ向かったところ、ヘビに噛まれて死亡した幼馴染の遺体を発見。幼馴染を死なせたヘビは輸入が規制されている毒蛇だった。死の真相を探るべく、幼馴染の妹や雑誌記者らと調査を始めるが、診療所が襲われて…。 タイトルが秀逸。
タイトルからもう少しおちゃらけ?的な話かと思ったけど、動物密輸の話かなり面白く読みました。 獣医の遠野、税関職員の利香、雑誌記者の樋口の3人で、利香の兄が毒ヘビに殺された事件を追っていく話だけど、この著者の登場人物の描き方はすごく読みやすいというか、分かりやすい!最後も結構いい終わり方だったので、読...続きを読む後感も○でした。
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クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない
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越尾圭
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