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世界に広がった新型コロナウイルス。多くの感染者を出しただけでなく、世界経済や人類の生活様式にまで大きな影響を及ぼした。格差、制度の歪み、政治家の資質、デジタル化の必要性、国家による管理統制と自由のバランスなど、多くの問題が明らかになる。従来の経済危機とはどう違うのかについてデータに基づいて分析する。
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Posted by ブクログ
2020/11/24 野口悠紀雄 コロナ経済 「経験なき経済危機」 コロナ渦中にあって最良の書 体系立てて理解し、対策を講じるのが大事 Go To・・・ だけでは営業だけの経営と同じで倒産する 1.コロナの打撃 GDP 経済政策 特定の業種・雇用者に打撃が集中 3割 「労働力調査」「法人企業統計...続きを読む」 失業者180万人微増 休業者600万人+420万人 就業者Δ500万人 失業率2.9% 雇用調整助成金 ⇒実態12.5%? 2.政治の迷走 財政と金融 「悪魔の戦略」高齢者を見捨てる exトリアージ(大阪知事11/23) 財源は国債 戦時と同じ非常時対応 いまはMoneyが不可欠マネタリーベース マネーストック 過剰流動性ではない 民間貸出の増加 実需 日銀券-日銀当座預金-国債 日銀券は資本? 3.ニューノーマル パラダイムシフト(トーマス・クーン) 「対面」から「リモート」への変化 在宅勤務 教育 医療 ⇒産業構造・地域構造を変える! 4.生産性の引上げ 韓国に抜かれた @GDP 生産性 ベンチマーク分析が弱い グローバル・デジタル ノーベル賞は過去、@GDPは現在、大学は未来を表す 日本の生産性と給料では高度専門家人材を集められず 悪循環 5.アベノミクスの負の遺産 パンとサーカス 低生産性が放置され、労働市場が不安定化 人は育たず 生産性は上がらず 日本は劣化の一途 国家として滅びの道へ
新型コロナウイルスがもたらした、未曽有の経済危機。政府による対処は適切だったのか。データに基づき、コロナの影響、政策を分析し、今後に向けてなすべきことを提言する書籍。 2020年3月の家計調査では、実質消費支出の前年比減少率は6%だった。需要が激減したのは、被服・履物、教育、教養娯楽などの項目で、...続きを読むその比率は全体の約3割。経済活動自粛による需要の減少は、日本経済の一部に限定された現象といえる。 2020年4月の完全失業率は、前月から0.1ポイント上昇の2.6%にとどまった。一方、仕事を持ちながら、実際には仕事をしなかった「休業者」は、これまで毎月150万~200万人だったが、営業自粛要請などのため、4月に597万人になった。 「コロナで高齢者が死亡する方が、長期的な経済成長に役立つ」という考えは、ありうる。年金給付総額や医療費が減り、財政再建ができるからだ。だが、これは「悪魔の戦略」である。 コロナで、政治家の資質が明らかになった。ドイツのメルケル首相は、問題の深刻さと政府の役割をはっきり伝え、国民の心を揺り動かした。日本の首相は、国民の恐怖をよそに、自宅で寛くつろぐ動画をSNSで流した。国民は捨てられた、といえる。 「営業自粛要請と補償はセット」「自粛要請による損失補償はしない」という考え方が対立しているが、解はこの中間にある。「どの範囲の事業について自粛が必要か」「どの範囲に、どの程度補償を行うのか」、データに基づく判断が必要だ。 コロナに関し、政策の見直しでできることは多い。例えば ・営業自粛の要請ではなく、対策を取らない店を処罰する。 ・布マスクの配布など「無駄なこと」、GoTo トラベルなど「感染を拡大する危険があるような事業」に財政支出をしない。
日本がどんな経済打撃を受けたか、また日本が行なった政策はどんな効果があったのか。 データに基づいて正しく評価していて、とてもわかりやすかった。 他国での動向と日本との比較も面白かった。 予測できない危機に対しては、国が一体となって行動すること、リーダーがどうするべきか発信することの大切さを知った。
もう衝撃的でもないが、日本の国際的な地位は大きく低下している。世界に冠たる企業もなく、政治も機能せず、人口は減少し、コロナでさらに悪化した。目を覆いたくなるような惨状だか嘆いても仕方ないので、今後のことを考えようと言う本。生産性の向上が鍵だが言うは簡単だけど、難しい。
るコロナ感染の拡大でかつて経験したことのない経済危機に直面している日本。受けた打撃の実態を分析するとともに、これまでの政治の対応を振り返り、政策を検証する。また、財政支出の増加が今後インフレをもたらさないか、金融危機は生じないか、在宅勤務ややeコマース、オンライン医療などのニューノーマル移行を妨げて...続きを読むいる原因がなにか等にも言及する。 既に新聞等で論じられてきたことも多く、新しい議論を巻き起こす本ではないが、様々な数値指標や経済理論・モデルで裏付けされ、よく整理された内容となっている。自らの考えを示すには基軸を持つことが必要だということを教えられた気もした。
著者は2022年の82歳となったいまでもTwitterで日本の危機的状況に警鐘を鳴らし続けている。 一般の我々でも入手できるようなデータから炙り出された情報をもとに懇切丁寧に解説してくれている。ほんとに感謝しかない。なんというか、我々が肌感覚で感じていることを、そうだよね!、と言える的確なデータ...続きを読むを示し分析いただいている。 たとえ著書という媒体を介してでも、このような骨太な学者に学べることを嬉しく思う。
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経験なき経済危機
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