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英語教科書でおなじみのジャックとベティが、50歳で再会したとき、いかなる会話が交されたか? 珍無類の苦い爆笑、知的きわまるバカバカしさで、まったく新しい小説の楽しみを創りあげた奇才の、粒ぞろいの短篇集。ワープロやTVコマーシャル、洋画に時代劇……身近な世界が突然笑いの舞台に!
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ほんと好き
この人の作品を久々に読む。相変わらず楽しい。脳の疲れにフッと効く。 たまの隙間時間に読みたい本ですね
#笑える
Posted by ブクログ
初めて知ったときはもう笑いが止まらず大変でした 清水義範の本は数多く出ていますが法螺本が最強だと思います。
清水義範の真骨頂とでもいうべき、あまりにも具体的かつ、リアリティのない妄想がつまった短編集。特に表題作の『永遠のジャック&ベティ』は、ごくごく短いページ数ながら、立ち上がれなくなるほどの破壊力があります。代表作である『蕎麦ときしめん』は名古屋人に関する妄想なので、めちゃくちゃ面白いんだけど、そんなに...続きを読む名古屋を知らない人にとってはそこまで笑えないという欠点がある。だけどこの『ジャック&ベティ』は中学校で英語を勉強してきた人なら、絶対に誰でも楽しむことができる内容です。むしろ中学校の教室で、みんなで回し読みしていたときが一番笑えたのかもしれません。
英語の教科書でおなじみのちぐはぐな会話が、いやに現実的で世知辛い内容になって帰ってきた! という表題作も好きだが、個人的には「インパクトの瞬間」がいい。 其処彼処に溢れている変なキャッチコピーや難しい薬品名などを「よくわかんないけど、なんかすごいね」で割り切ってしまう人々の適当ぶりに焦点を当てている...続きを読む。皮肉を交えて笑ってしまえ。
清水義範氏はパスティーシュの作家と呼ばれます。 そもそもパスティーシュというジャンル自体が清水氏のために作られたようなもんです。 単なるパロディや模倣の領域を越えたシミジング・ワールド(私の作った言葉です)が、パスティーシュです。 たぶん有名なのは、『蕎麦ときしめん』『国語入試問題必勝法』でしょう...続きを読むが、私は、この『永遠のジャック&ベティ』が大好きです。 この短編集の中でも最も好みなのが「インパクトの瞬間」。 ”ジンクピリチオン効果”には、吹き出してしまいました。 ”遠赤焙煎珈琲”、”コクがあるのにキレがある”、ああ、聞き流していた言葉がなんと新鮮で不思議な言葉に変貌するのか。 公の場(例えば電車の中)でこれを読んではいけません。 頬が引きつるくらいではすみません。絶対大笑いせずにはいられませんので。 だから、インパクトの瞬間、ヘッドは回ってしまうのです。
清水義範の天才っぷりがここにも発揮されています。 幅の広さもピカいち。何か読むものに困ったらこういう短編集に当たると良いでしょう。
ショートショートといえば、で真っ先に名前が上がる星新一は、どこかお伽話のような世界観でお馴染みだけれど、清水作品には星新一とは違う庶民っぽさというか若干の下世話テイストというかが含まれていて「永遠のジャック&ベティ」も、そこらへんの要素ならではの面白さに仕上がっている。
○○は最も△△なうちのひとつです、ていう言い方、割と普通に見かけるけどぜったいこの表現て、英文の訳から出てきた日本語だと思うんだよう。やけんすごく違和感を覚えるんやけどどうおもう??
清水義範氏のおもしろおかしな世界を描いた短編集。 表題作のもしも英語教科書でおなじみのジャックとベティが50歳で再会したら。 当時と同じようなおかしな内容の会話がなされる中でのブラックな過去だったりが笑えた。 ワープロの変換のおかしさなどもなかなかと思わせるアイディアだと思った。 日記に書かれ...続きを読むた謎の数字など考えさせられるなぁと。 清水義範氏の作品を初めて読んだがとてもおもしろいと思った。 他の作品も読んでみたいと思う。 そしてこういうような作品を自分も書いてみたいなぁとも思う。
英語の教科書の登場人物がその後、どんな人生を送ったか? 抱腹絶倒なほど直訳な会話が続いて、哀しいほど笑える。シュールな小説でした。
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