南極で心臓の音は聞こえるか~生還の保証なし、南極観測隊~

南極で心臓の音は聞こえるか~生還の保証なし、南極観測隊~

1,100円 (税込)

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「南極大陸の奥に進むと、静かすぎて己の心臓の音が聞こえるという」――学生時代に聞いた伝説のような話に心惹かれた著者は、ついに第59次南極観測隊・越冬隊のひとりとして南極に降り立つ。非日常が日常的に起こる1年4ヶ月の滞在記。南極をテーマにした人気アニメ『宇宙よりも遠い場所』の展開予想を南極からブログ上で行い話題となった南極観測隊員(大気研究者)による、南極観測隊のリアルが分かる一冊!

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南極で心臓の音は聞こえるか~生還の保証なし、南極観測隊~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1人の越冬隊員として南極への出発から帰国までの生活が詳細に描かれていて、新たな世界を初めて知ることができた。
    特に印象的だったのは、私のようなOLからすると南極に行くだけでも相当特別なのに、1人の人間として南極での生活で感じたことを格好もつけず脚色もせず、まるで居酒屋で飲みながら話してくれるような感

    0
    2020年10月06日

    Posted by ブクログ

    高校生の時、OBの「南極は静かで自分の心音が聞こえる」との言葉から憧れた南極。研究者となって実現した体験とは。

    20世紀初頭のイギリス。南極探検のメンバーを募集するための新聞広告。
    「男子求む
    至難を極めし航海
    薄給、極寒、続く暗黒、常なる危険
    生還の保証無し
    成功時には名誉有り」

    当時より交通

    0
    2021年02月16日

    Posted by ブクログ

    あれ?南極ってユートピアなんだっけ???
    読んでいる途中から自分の感覚がおかしくなってくる。
    越冬隊においてはメンバーが一人何役をもこなし、それぞれが瑣末な仕事にも責任を持つ。しかも、意見や価値観の相違をどうにかこうにかすり合わせしながら。さらに言うなら、物資(主にビールやコーヒー、ソフトクリームな

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    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    第59次南極地域観測隊に研究者として参加した筆者の、1年4ヶ月に及ぶ南極での体験記。
    よく言えば諧謔味ある、あるいはユーモラスな文体で書かれたもの。一見ふざけているようにも思えるが、さすがに科学者、南極での生活のディーテイルを、こちらの目に浮かぶように記録している。
    研究者として参加しているというこ

    0
    2020年10月16日

    Posted by ブクログ

    日本は昭和基地という拠点を南極に持っており、毎年越冬しつつ観測作業を継続しています。その越冬隊の日常とはどういうものか、越冬隊の一員となった著者の滞在記と呼べる一冊です。
    南極大陸と言っても面積は日本の37倍(オーストラリア大陸より広い!)もあり、平均標高は2000mを越えます。日本でさえ、平地と標

    0
    2020年09月25日

    Posted by ブクログ

    南極で越冬してみたいと思っていた。著者も高校時代に南極に行きたいと思い、研究者になってそれを実現させた。素晴らしいと思う。そして、こんな本を書いて南極観測隊の研究や日常の一端を教えてくれている。
    昭和基地だけでなく、S17と呼ばれる大陸内の拠点や、ドームふじ基地までの内陸旅行まで体験し、たぶん南極暮

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    2020年08月12日

    Posted by ブクログ

    宇宙飛行士と同じく、南極越冬隊経験者の経験譚はよくあるのだけれども、どれも、それぞれの面白さがある。南極については西堀栄三郎の越冬記から、半世紀以上も経ち、料理人や不肖宮嶋を経て、現代に至る・・だが、装備は様変わりしていても、現場の汗臭い感覚はあまり変わっていないのだなと感じる。本著者も軽妙に語って

    0
    2020年07月31日

    Posted by ブクログ

    自分も含め多くの人にとって未知の世界の南極を観測隊として生活体験したルポタージュ。過酷な世界を想像していたがそう感じさせず、思ったよりハードルが低く行ってみたいと感じさせるのは筆者の文章力の高さ故か。未知の世界を生活感を感じさせながら読み切ることができ楽しい一冊だった。

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    南極は自分の心臓の脈打つ音が聞こえるくらい静かな場所なんだ、という話を高校生のときに聞いた日からずっと南極を目指して、ついにはそれを実現。専門的な部分は難しかったが、その他の南極生活部分はわかりやすくておもしろい。南極料理人を観てから読んだからか生活をイメージしやすかった。

    0
    2020年12月09日

    Posted by ブクログ

    1年4ヶ月に及ぶ南極観測隊のルポ。ユーモア中心のエッセー風だが、生涯をかけてそこを目標にしてきた割に、淡々と述べており、南極観測なんて本当は暗くて寒いところに閉じ込められるだけの面白くないものかもしれないが面白がれる。

    0
    2020年11月30日

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