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話題のフェイクニュースから、デマ、国家の嘘、商業上の嘘、集団妄想まで、歴史上の真実でないものをとことん追究。『とてつもない失敗の世界史』の著者が贈るメガトン級の「嘘」列伝!
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Posted by ブクログ
今も昔もフェイクニュースは存在しこれからも無くならない 出来過ぎな話には疑いを持ちましょう 偉人とされるBフランクリン、Cウイルス「インサイダー疑惑」で描かれたHLメンケンがあんな人とは
いつの時代にも嘘はある。権力を持っていようと持っていなくても、誰でも嘘はつく。しかし、影響力の大きい人間がつく嘘はパワーが桁外れだ。 思い込みが激しくなると見抜けなくようだ。例に挙がっているのは、西アフリカにあるコング山脈だ。セネガル西部の平原からギニアの最北端に至るまで裾野が広がっている...続きを読む書かれていた。 しかし、コング山脈は実在しなかった。それなのにそこに行ったことがあるという探検家たちの発言に食いついて、確かめもせず想像だけで行間を埋めた結果だった。 人間の見たいものだけを見たいという欲求の悪い方向へ進んだ成れの果てだな。「妄想特急」は出発するとどうにも止まらなくなるようだ。 フェイクニュースは人類がいる限りなくなることはない。嘘で生計を立てている悪がいる限り。 除夜の鐘を聞いても嘘の煩悩が取れることはまずない。
「ユーモアを減らせばもっと文章量が減って読みやすくなるのにな」とは思う。でも興味深いエピソードが紹介されているし、特にかの有名なベンジャミン・フランクリンなんてなかなかのトリックスターっぷりだ。彼の偉人ではない面の伝記があるなら個別に読んでみたいと思うぐらい惹きつけられる。
ファクトチェッカーの著者が、[私たちの文明で最も胸にしみ入る矛盾は、心から真実を敬いながらもじつは真実をとことん軽んじていることである。]という、引用が示す事例をベンジャミンフランクリンを随所にネタにしながら変わらないフェイクニュースの土台を顕にする。労力の軽減、自分の見たいものを見る習性が、それを...続きを読む継続させる。
歴史は小説より奇なり。 故意でなくとも書き替えられるのが歴史。 昔からフェイクニュースがあるのは当然のこと。
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